紅白歌合戦を見てもよかったかもしれないが明けましておめでとうございます。
大晦日といえば紅白歌合戦、という時代が私にはあった。
家族であれこれ言いながらそこそこ楽しく見たが、あれは遠い昔になり、昨年の大晦日はNetflixで高倉健の「新幹線大爆破」を見ていた。
高倉健さん、セリフが少ない。背中と顔で語る男。
草なぎさん主演でリブートされるらしいが、犯人が連絡に使った公衆電話は今やほぼなくスマホの現代、どうなるのか楽しみだ。
多少紅白にも慣習としての未練があるので、毎年録画をしておいて流し見をする。(こういうのが流行っているのか。全くわからないな、と己の「枯れ」の確認をする結果になるが)
だが昨年の紅白は流さずにちゃんと見た。
だって私にもわかる「歌」だったから。
これならリアルタイムで見てもよかったかもしれないと思った次第。
NHKの悪癖、隙間恐怖シンドロームであれこれ空白を埋めずに、たっぷりと歌を聴けてありがたかった。高い受信料を払っておいた甲斐があった。
でもドミノ倒しの中で歌ったり、けん玉の中で歌ったりは勘弁だなあ。毎年自分の歌があたかも添え物のように扱われる中で満面の笑みを絶やさない歌手の方には敬意を表するけれど。
三山さん、明るい声質で風雪ながれ旅歌って欲しいよ。はなさく生命でもいいけど。歌に集中させてあげてほしい。
お蕎麦は年越し以外にはほぼ食べないので、決まりものとして冷凍レンチンそば。おせちも好きなものを少し買ってあとはだらだらと本を読む。
「六色の蛹」(櫻田智也)
事件やトリックのために人がいるのではなく、人がいて事件があるという誠実な作りに好感を抱く。「赤の追憶」が一番印象的で泣いた。
「二人の誘拐者」(翔田寛)
こちらも、切羽詰まった事情を抱える人間が起こす事件を扱う。紐解かれていく捜査過程に引き込まれる。
どちらも満足で、チョイスに万歳。
だらだらこそ至福、ではあるが少しは動かないといけないので、しっかり寒さ対策をして外に出てぐるぐると歩く。散歩のお供「ポケモンGO」をするが、散歩中ぽこぽことやるだけなのであまり進まない。カーブボールもできない。常に直球ストレート勝負で、藤浪投手ばりのコントロールだ。
そういえば藤浪くん、帰ってこないのかな? 新庄監督と組んだら面白いんじゃないかと思うけど。
それはさておき、ポケモンで一番好きなのは「ゲンガー」
悪い目つきとゆらゆら揺れる動きが好み。なんならぬいぐるみも欲しいが断捨離しなくてはいけない年代なので諦めている。
そうそう断捨離である。
今年もまたちょこちょこやらないといけない。安全面でも管理面でもモノは減らした方が断然いい。
ただ若い人はどうかな? と思う。
買いたい、集めたい、あれも欲しいこれも欲しいと思うのは生命力あふれる若さの特権のような気がするので、あまり断捨離断捨離ミニマリストいうのも寂しい話なのかな、とは思う。
私はやらないとならない年代なので今年もちょこちょと頑張ります。
とりあえず使い勝手の悪い鍋を処分し、初売りで軽い鍋を買った(結局買ったので数量的には変わらない矛盾)
断捨離の意識だけは持つということです。
今年もよろしくお願いいたします。
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