ドイツのスタートアップ戦略:施策の45%を実施済みと同国経済省が発表
ドイツ政府のスタートアップ戦略についての記事がありましたので共有します。
ドイツ政府は、2022年7月に承認されたスタートアップ戦略に含まれるスタートアップ促進策の45%を実施したと、経済省が火曜日に発表した。
すでに実施されたものを除けば、約半数の施策について具体的かつ実質的な準備が進んでいるが、4%はまだ適切に対処されていないと、政府のスタートアップ担当委員であるアンナ・クリストマン氏は述べた。
クリストマンは、新興企業は経済再生の中心であると付け加えた。ドイツでは、2022年のスタートアップ企業の総額は1680億ドルで、国の経済生産の4.7%に相当する。
これにより、ドイツはアメリカ、イギリス、フランスに次いで世界第4位となる。
ドイツには現在31の企業評価額が10億ドル以上の新興企業であるいわゆるユニコーンがある。
ドイツのスタートアップ協会によると、政府はすでに「未来の資金調達法」や、優秀な人材をドイツに誘致しやすくする「技能移民法」など、スタートアップ育成のための重要な措置を開始しているという。
「今重要なのは、その実施である、ビザのプロセスをデジタル化し、調和させ、加速させなければなりません」とスタートアップ協会の代表であるクリスチャン・ミーレは語った。
未来金融法には、新興企業の上場と上場後の要件を簡素化し、資本市場をデジタル化する提案が含まれている。また、従業員持ち株に対する税制優遇措置を1,440ユーロから5,000ユーロに引き上げたいとしている。
新興企業担当委員は、資金調達の分野での進展も強調した。例えば、公営のディープテック・気候基金(DTCF)はスタートアップへの投資を開始し、投資家から約5億ユーロ(5億3,705万ドル)を集めている。(1ドル=0.9310ユーロ)
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