Wiz、グーグルの230億ドル(約3兆6千億円)の買収提案を断る
戦争中のイスラエルですが、サイバーセキュリティスタートアップは国境を関係なく非常に活発に買収されていました。
このWizの案件も、当然ながら色々なところで色めき立ち、10年程度前のWazeの買収を思い出していた方々も多くいました。
そして、表題の通り、この破格のオファーを断ったという報道が流れました。
私も、投資先がシリアルアントレプレナーで、今では破格のオファーと思われたものを断った後、順調にIPOするのですが、株価は冴えないという事例を経験しています。
Wizがそうなるとは思わないですが、とても興味深い意思決定でしたので、久しぶりですが、共有したく記事にいたしました。
イスラエルのクラウドセキュリティ企業であるWizのAssaf Rappaport CEOは、WizはIPOに集中すると従業員に語った。
イスラエルのクラウドセキュリティ企業Wizは、グーグルからの230億ドルの買収提案にノーと答え、代わりにウォール街での株式公開計画に集中するという。
米国メディアの報道によると、「そのような謙虚な申し出を断るのは難しい」と、ウィズの共同創業者でCEOのAssaf Rappaport氏は従業員へのメモに書いている。Rappaport氏は、同社はIPOと年間経常収益(ARR)10億ドルの達成に集中すると付け加えた。
Rappaport氏は従業員に対し、「Wizの皆さん、先週は買収の可能性が取り沙汰され、大変だったと思います。私たちが受けたオファーには光栄に思いますが、私たちはWizを構築する道を歩み続けることを選択しました」と話したようだ。
先週初めに報道されたこの買収が実現していれば、グーグルが企業買収のために支払った金額としては史上最高額、イスラエル企業の買収としても史上最高額となり、イスラエルは推定25億ドルの税収を得ることになっただろう。
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