『日本国民だと認めてもらえなかった話』
この前のマスクの話の続きみたいになって恐縮なのですが、そういえば、マスクでもうひとつ思い出した話があるんです。
皆さん、アレ、覚えてます?
『アベノマスク』ってやつ。
いや、国も「とにかくなんかしなきゃ!!」って必死だったんだろうけど、アレを見たときは正直「( ゚д゚)おい正気か?」と思いましたよね。
配った手前、アレをつけなきゃいけないお国の偉い人は大変だなぁ、とちょっと同情しました。
だって、防御力ゼロだろ、あんなもん。
ドラクエで言えば『なべのふた』みたいなもんだぞ。
あんなマスク、小学校の給食の時間でしか見たことなかったよ。
でも国から配給されるってのは結構気分的に盛り上がるというか、『特別』感があるらしくて、マスクそのものの是非はともかくとして、私の周りでは楽しんでる人が多かったように思います。
「お前んち届いた?」みたいな。
届いたよ、って人もちらほら増えてきて、そのマスクがあまりにもしょぼかったって話題になって(安倍さんごめん)、私もほんの少し楽しみにしてたんですよね。
届くの。だって、真面目に日本国民全員に届くやつだから、なんかもう『アベノマスク』=『日本国民の証明』というか。
別にそんなことないんでしょうけど、話についていけないのも寂しいし、ちょっとだけワクワクしながら待ってたんですよ。
でもねえ。
待てど暮らせど届かない。
友達も、職場の人もみんな届いてるのに。
全く届かないんですよ、コレが。
その時期より少し前に引っ越しをしてたので、恐らくその関係かな、と思ったんですけど、結局、我が家に『アベノマスク』が届けられることはなく。
職場の同僚に「お前んち、日本国民だと認めてもらえてないんじゃない?」と笑われるし。
失礼な。こちとら生粋の日本国民だっつの。
私、こういうの多いんですよね。
自分が選んだ品物にだけ不具合があるとか、飲食店で私が選んだメニューだけまずいとか(それはセンスの問題では)
だからって、日本国民全員に配られるものすらも、貧乏くじ引かなくたっていいと思うんですけどね。
そうそう、貧乏くじといえば。
某感染症に罹ったのも、実は周囲で私がいちばん早かったです。
まあ、まだ初期も初期の話で、検査もろくすっぽ出来ない上に、罹ったなんてわかったら村八分にされた頃の話なんで、結局検査せずに治しちゃったから、実際のところは不明なんですけど。
味覚はなくすわ、匂いはわからないわ、咳は止まらないわ、高熱は2日続くわでしんどい思いをしたので、恐らくはそうだったのでしょう。
ちなみに旦那は、ちゃっかり実家から『アベノマスク』を入手してきてまして、それをつけた旦那を見て爆笑したことを覚えてます。
顔の長さに対して、あまりにもマスクの面積が小さすぎるだろ、と。
あんまりにも笑いまくってたら、
「(´・ω・`)旦那こんなもんいらないもん」と拗ねて、哀れ、アベノマスクはゴミ箱に直行してましたけどね。
マスクは嫌いじゃないけど、アレをつけないと外に出られないとかだったら、私は引きこもりになってたな。たぶん。