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日本語って難しい!−2

「そういえば 近所の焼肉屋さんなんですけど」
「ぁあ、あの、角っこの?」
「そぅ、そうです」
「美味しいトコや、こないだ一緒にいったやん」と彼女さんを振り返る彼氏君
「ぁあ、あの絶品ハラミのトコ?」「ぅん」
「あれはホンマに絶品やったなぁ!また行きたいわぁ」と彼女さん
「行こ行こ。あの奥(厨房)に居てはるメガネのおっちゃん、いぃよね、俺 好きやゎ」
「多分、店長さんでしょ?【The 大阪のおっちゃん】って感じやんな」
「店長さんですね、イィ感じでしょ?」とハシビロ
「ぅん、こないだ初めて行ったけど、俺いきなりめっちゃファン!」
「ひゃっひゃっひゃ、解りますぅ〜えぇヒトなんですよ、この店長さんから聞いたん話なんですけどね」
「ぉお、なんかワクワクするぅ!店長さんのおはなし!」
「厳密には店長さんぢゃなくてね、一時期 外国の方が働いてはったんですけど、この【タム君】の話でして」
「ふむふむ」もぅ二人して身を乗り出してます・ ・ ・
「明日せなアカンこととか注文せなアカン食材とか ホワイトボードに書いていくんですって。で、店長さんトコ、自分でローストビーフ作ってはって、これも また美味しいんですけど。ある時、このタム君に、『ホワイトボードにローストビーフって書いといて』って頼んだんですって」
「ぁ、タム君 字書けるんや」
「カタカナと平仮名は書ける言うて。で ローストビーフは書けるやろ、と思って頼んだらしいんですけど」
「けど?」
「あとからボード見たら、『と』だけ平仮名で書かれてて」
「?」
「残りがカタカナやから、ロース と ビーフ になってて」
「きゃぁーきゃっきゃっきゃ!!!」彼女さん椅子から落ちそう・・・
「ぃやぃや ロース&ビーフやないねん!ってツッコミながら」
「ぎゃっはっはっは」彼氏君も椅子から落ちそう・・・
「店長さんも突っ込みながら吹き出してもぅて・・・アカン、ハシビロも笑けてきた・・・」
ひゃっひゃっひゃっひゃ
きゃっきゃっきゃっきゃ
ぎゃっはっはっは

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