AI-3
「 AIって 忘れないからねぇ」
「それは感情とか気持ちとか ないから覚えていられるんぢゃ?」
「そうなのかぁ」
「人間 忘れることも大事やし あえて覚えない、もありますやん」
「あえて覚えない? そんなの あるぅ??」
「ハシビロの場合に限ってですけど、野球のことはなるべく覚えないようにしてます・・・ま、脳みそに覚えられるだけの容量がないので」
「そうなの‼‼」
「そのぶん、酒の知識を詰め込んでるんで・・・笑
それはともかく 接客業に就く時に いくつか自分に対して決め事したんですけど そのうち一つは野球に関することはなるべく覚えない、なんです」
「なんでやねん?」
ハシビロ心の声:久しぶりにセンセの関西弁・・・笑
「もともと野球が分からないし興味がないのもありますけど、お客様ってそれぞれ好きなチームとかあるっしょ?」
「そぅだね、熱烈ファンはどこにでも・・・」
「だから接客する上では どこのチームも好きでも嫌いでもない の立場が一番えぇんですよ」
「ぁあ、フラットでいられるからねぇ」
「よく言われることですけど 接客業で触れたらアカン話題ってあって」
「そんなの あるの! 初めて聞いたよ」
「ですか? 政治・宗教・野球 の話題は 基本触れたらアカンヤツです」
「そうなの・・・」
「酒入った状態でこの話題になったら 収集つかんのですゎ」
「そうなのかぁ」
「それぞれの好みや考え方、感じ方があるでしょ?絶対といっていいぐらいケンカの元なんですよ」
「なるほどね・・・」
「ハシビロの場合は 野球に関して そもそも ほぼ全く解かってないので一切触れず、覚えないようにしてますねん。ウチは これでいぃんですよ」
「そうなの??」
「どこのチームだとかどの選手が・・・の前段階の話ですもん」
「ぁあ、野球そのものの話ってこと?」
「そぅそぅ、ドコのチームが好き?とか言う話を振られたら そもそも野球て何人要りますの?とか野球チームって何個ぐらいあるんですか?とか聞き返すんです、教えて下さい、なスタンスで」
「・・・え?もしかしてハシビロちゃん、プロ野球のチーム 知らない?」
「いくつかは知ってますよ、阪神タイガース、巨人ジャイアンツ、近鉄バッファローズ、は今なかったっけ? オリックス・・・なんでしたっけ?
へへっ 覚えてないです!アホなんで!(えっへん)」
「ソコ自慢するとこかなぁ。。。笑」
「ぃや このノリだとケンカにならないんですよ、酒入っててもアホなハシビロに教えたろ、なスタンスになるから」
「。。。・・・それは 接客とか話術の一つなんぢゃ?」
「コレがですかぁ? ・ ・ ・んな アホなぁ!」
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