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EXCEL VBA 初心者講習 第10回目

目次

1.EXIT ステートメントの種類と概要説明
2.プログラムの使用例

1.EXIT ステートメントの種類と概要説明

(1) Exit Sub

現在実行中の Sub プログラム名() End Sub【VBAではプロシージャと呼びます】を終了します。

(2)Exit For

現在実行中の For Next の繰り返し処理から抜けます。

(3)Exit Do (Doについてはまだ説明していません)

現在実行中の Do Loop の繰り返し処理から抜けます。

(4)Exit Function(Functionについてはまだ説明していません)

現在実行中の Function End Functionプロシージャを途中で抜けます。

(5)Exit Property(Propertyについてはまだ説明していません)

現在実行中の Property End Propertyプロシージャを途中で抜けます。

(6)End

現在実行中のVBAプログラム全体を終了させます。

以上が主な Exitステートメント になります。

2.プログラムの使用例

売上管理のプログラムを元に Exitステートメント を使用してみます。

このように For J = 6 to lastRowT の条件を満たしてない場合でも Next J から抜け出すことが出来ます。

例題ではデータ件数が少ないので処理時間はそんなに変わりませんが、実務のデータを扱う場合、何千件や何万件になる場合もありますので処理時間の大幅短縮となります。

使用方法を覚えて頂き、実際の業務プログラムに取り入れてください。

その他の Exitステートメントで使用されるものとして
・ Exit Do
・ Exit Sub
・ Exit Function
などがあります。

Exir For、Exit Do、Exit Sub、Exit Function はよく使われます。これだけ覚えて頂けると業務プログラムを作成する上では十分だと思えます。このような機能があることを頭の片隅にでも置いてください。

以上で 初心者講習 第10回目は終了です。
次回はプログラムのデバッグ方法について説明致します。

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