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【VAULT OF ARCHVES vol.0】服を通じて繋がりを作るということ

ファッションが好きといっても、UNIQLOやGUといったファストファッション系からビームスやユナイテッドアローズのようなセレクトショップ系、ドメスティックブランドから海外ハイブランド、ルイヴィトンやグッチといったラグジュアリーブランドまで今の世の中には数多のブランドや服、小物といったアイテムに溢れています。
VAULT OF ARCHIVES(以下VOA)では、ブランドというよりはデザイナー、ファッション全般というよりは服に焦点を当てた活動を進めていきます。

VOAのオーナーは2000前後からモードの魅力に取り憑かれ、プロパ・中古含め数え切れないほどのブランドの服に袖を通してきた男性です。
当時頑張って購入して、今も現役で活躍している服はMartin Margiela(現Maison Margiela)の10ラインのハの字レザーライダースジャケットです。
このあたりの昔話は追々話していきたいと思います。

マルジェラの定番ライダースジャケット(2000SS)

VAULT OF ARCHIVESとは

我々は、デザイナーズブランドの過去の服を集め、そのデザイナーが好きなファンたちが集まる場所を作りたいと思い、VAULT OF ARCHEVESという名前をつけました。

VAULTとは、金庫・保管所という意味から「宝物庫」
ARCHIVESとは、記録・過去資料という意味から「過去の作品/服」

長くて言いづらい方はVAULT(ヴォルト)とお呼びください。

VAULT OF ARCHIVESをはじめた背景、実現したいこと

冒頭にあるようにオーナーは約25年来の服好きで、モードが好きな人物です。少数ではありますが同じようにモードを語り合える友人もおり、「あのブランドのいついつのコレクション良かったよね~」「」あのブランドはめちゃくちゃ作りがしっかりしているよね」と話している時の楽しさといったらありません。
しかし、このような体験をする機会はめっきり減ってしまいました。

世代的に今40代以上の方はリアルに体験したことがあると思いますが、2000年代中頃まではSNSといえばmixiでした。
自分が話したいジャンルでコミュニティを作れ、好きな人同士で交流ができました。ファッションに限らずあらゆるコミュニティがありました。
モードの領域においても、メジャーなブランドから本当にモードオタクしか知らないようなブランドのコミュニティまでありました。
そのコミュニティの中では、自分が持っている服を披露したり、他人が載せた服に対してリアクションしたり、最新コレクションの感想を述べ合ったりと、本当に楽しかったという記憶が残っています。
ご存知の通りmixi自体は今も残っていて、昨年久しぶりにログインしてみたのですが、完全に過疎っていて(というかただ生きてるだけという感じ)以前のような体験をすることはできません。

世の中には多くのファッション系SNSやWebサービス、モバイルアプリが生まれておりますが、モードが好きな人が集まるものは見たらず、どちらかというと販売目的のマーケットプレイス的なものが多いと感じています。
もちろん服が売れなければブランドも成り立ちませんし、人から人へ服が流通することは社会的にも重要なことだと思っていますので、それはそれで盛り上がっていってほしいと思っています。

ただ、冒頭の体験談のように、やっぱり服が好きな人同士で語り合える場や機会をもっと作りたいし、増やしていきたいし、感動を共有したいと思い、VAULTを立ち上げることにしました。
ファッションが好き、服が好きな方は多くいますが、これまでの経験からもデザイナーズブランドへの愛情を持っている人は本当に熱い方が多いと思っているので、そんな方々と話したいし、そんな方々同士を繋げるために、特定のデザイナーに絞って服を紹介していくとともに、接点を増やしていきたいと思っています。

まずはDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)から

2000年前後から約25年の間、時代とともに好きなデザイナーも変化してきましたが、VOAのメインとなるデザイナーをまずはご紹介します。
常に好きなデザイナーベスト5に入っており、年齢を重ねた今のほうが好きな気持ちが強くなっているDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)です。

https://www.driesvannoten.com/ よりドリス本人

ドリスは、ベルギー出身で業界では有名なアントワープ王立アカデミーを卒業し、当時同期だったデザイナーたちと「アントワープ6(シックス)」と呼ばれ、1986年のロンドンコレクションでデビューしました。その後、1991年にパリメンズ春夏コレクションでパリコレデビューした後、メンズ・レディス合わせて150回目のコレクションであり129回目の2025年春夏メンズコレクションをラストに引退しました。
今後は、ブランドは存続しつつもアドバイザーとしてサポートしていかれるようです。

ドリスは最終的には服だけではなく、バッグやアクセサリー、香水までメゾン的に商品を広げていましたが、圧倒的に服の力が強く、完全オリジナルのテキスタイル(色や柄、刺繍など)を着やすいアイテムに用いるとともに、印象的な柄と柄を組みあわせても何故か素敵に見えるコーディネート感覚など毎回感動を与えてくれます。

VOAでは、売れる服というよりも、ドリスらしいとオーナーが感じるアイテムを紹介していきます。

今後の計画

現在は、元々保有している服に加え、国内外からドリスのアーカイブ作品を集めてきております。
その中から少しずつInstagramで紹介をしていきながら、ドリスが好きな方々と繋がらせていただき、2025年にはその方々と直にお会いしてお話できるようなポップアップストアをオープンしたいと思っています(販売あり)。場所は東京都内を予定しておりますが、まだ全くの未定ですのでもし良いアイデアをお持ちの方がいたら教えていただけますと幸いです。

その後は、常設の店舗をオープンしたいと思っています。そちらではドリスの服をメインとしつつ、ドリスの服に合うような古着やテイストの近いデザイナーの服を並べることも検討しています。

そしてオーナーが何よりも実現したいことは、このお店を通して、服を通して、好きな人同士を繋ぐことです。
共感していただける方は、是非お声がけください。

各シーズンの柄物たち

ドリスが一番の人はもちろん、モードが好きでドリスに興味がある人も歓迎

VOAは、本当にまだ3ヶ月前くらいに始めたばかりです。
協力してくれるメンバーも少ないです。
VOAの軸となるドリスがとにかく大好きな方はもちろんのこと、モードが好きでドリスをもっと知りたいという方もまずはInstagramをフォローしていただき、やり取りさせていただければと思っています。
実はオーナーも、ドリスのレディスも大好きなので、性別問わず仲間を募集中です!

https://www.instagram.com/vault_of_archives/


今後ともVAULT OF ARCHIVESを宜しくお願い致します!


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