「気」の考え方
人の肩から先の部分を腕と手に分けて、股関節から下の部分を腰と足に分ける。
どうし
てこの二つに分けるかというと、肘から手首の骨は二本あり、膝から足首も同じく二本ある。
この二分割をすることによって、体の使い方がわかりやすくなる。
赤い部分を上半身は「手」下半身は「足」
黄色い部分を上半身は「腕」下半身は「腰」と定義します。
この理論はあまり見たことがないので、私の通っている道場のオリジナルだと思ってます。
腰が外旋しても足が逆に回ればまっすぐ立てますので、逆の動きをするひとかたまりと仮定します。
上半身の場合も腕の上に手を重ねておかないとお盆ももてない。
手の動きと足の動きを合わせる。この合わせる時が一番バランスが取れている。
右手と左足を合わせると左腕と右腰が合う。
人が歩いているときはこのあい方をしている。
このようにすると、背骨にストレスがかからず、最大限のパフォーマンスをだす。
私が手裏剣を投げるときは、足と手を合わせて振りかぶって、逆の足を合わせて、元に戻すだけを意識している。
元に戻すとバランスがいいので、武器が走る。
綺麗に走ると、回転が綺麗に面で回転するので、手裏剣が刺さる。
円盤を回転させるように投げられないと、刃先が刺さらない。
ただ、回転数は距離と指を離すタイミングで決まるので、そこをかんで合わせないと刺さらない。
手と足を合わせるのは、脱力したときの奥義です。
脱力したら筋肉を動かせない。
じゃあ、どうしているのかと言えば、下半身の動きで上半身を動かすだけ。
でも下半身で上半身の動かす方法はなかなか解らない。
連動させる箇所を明確にしていないからだ。
ただ、理屈が解ってもいざ動かそうとすると、この合わせる動きはできない。
そのために合わせる鍛錬を長時間やってます。
この合わせる動きができている人は剣を振ってももの凄くうまい。
体幹もびっちりまっすぐだ。
物理学的には、中心軸に対して、モーメント力が等しいと回転軸がぶれないほど、遠心力が高まる。
なので、背骨と対象の位置にある、右手と左足の動きが合っていると、筋力以上の力を出せる。
これが「気」の正体でもある。
中国拳法の力の出し方もほぼ同じだろう。
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