しんみりのカナリア

本日、夕べの激しい雨はおさまったものの　どんよりとあつい雲は未だ
居座っており
おかげで今日のシルバー派遣の草取りは中止になりました
せっかく涼しくなったのに
残念・・

ぼんやりとする独り時間が何より
好きな私はこうなると動かない

午後からは温泉ストレッチ我風
のため出掛けるし　朝もはやから
すでにYouTubeで随分体についての
勉強はしたし　
お昼ごはんまでは　純正律の音色で
頭のお掃除でもしよう

昨日はお客さんが来店とともに
目をつむり一度立ち止まる

雨降りは気圧の関係で　耳の状態が悪い　顔色はよろしくないのが定番

「あんまり良くないですか？」
「そうね　ずっとじゃないけど
気持ち悪くもなったりおさまったり・・」
「そうっか・・嫌ですね・・」

今日はこのお客さんにする話しは
もう決まっていた
話したくてウズウズしていた
けれど私のテンションは
まだ出してはいけない
彼女が椅子に座り　施術を始めて
一旦　１週間を労ってからだ

「この間、大谷さんの盗塁指示
めちゃ笑えましたね」

彼女が大谷さんをチェックしているのは確かなので　迷わずそこから入る

「ぷっ！(笑)彼にしか出来ない事よねぇ(笑)」

大谷選手が一塁から二塁走者の
先輩選手に公然と盗塁指示を出し
ましてや過去に三回しか盗塁してない
選手に・・
「行きなよ！行っちゃえよ！」的な
相手チームにも観客にも丸見えの
面白い光景だったけれど
ほんとうにさせてしまい　そして
三塁盗塁成功ときたら　「ほんとに行っちゃった🎵」みたいなリアクションの大谷選手・・
どの国の人も虜にする彼の人間性が
またしても私たち日本人を楽しませてくれる・・

彼の大ファンである77歳の彼女は
頭にグラサンを乗っけて
ストールを洋服に合わせてさらっと着けてやってくる方です
素敵なマダムです

大谷さんの大ファンです

そんな人生の先輩の彼女と話をするのが私は好きです

ガラスの向こうの灰色の空
純正律の音色
こうして　文字を打つ時間

苦しくて逃げたい仕事
私のやりたかった仕事
なぜ自分は苦しいのか
なぜ楽しい時間だったのか
違いは何なのか・・？

「なんかどんよりだったのに
元気になっちゃった」

私は　この言葉が聞きたいのです

ぎっくり腰や肩こりや捻挫
その痛みから救うのもこの仕事ですが
そこばかりにフォーカスするのではなく　私の役目は本人に自分を健康にするエネルギーを持ってもらう
そこへ
「連れていきたい」

時間に追われながらではなく

その人に時間を捧げたい
お見送りまで・・
その後で　次の方に目を向けたい
私のやりたい仕事はそれなのだ

昨日の一日を思いながら

こうして文字を打つ

昨日は役に立てた・・
こちらこそ元気になってくれて
笑顔で　私に教えてくれて　
ありがとうございました

心から感謝します

この幸福感に
今朝はしんみりのカナリアです