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脳内妄想と腸内細菌

脳内妄想=自動思考(ネドじゅんさん)

古史古伝に興味を持つ者として、TOLAND VLOG さんのYoutube動画はよく見ております。

上記の『右脳を解放して「悟った」縄文の真実』という動画のタイトルを見たとき、自分で「悟った」と言って「実際に悟っている」人間はいないので、怪しげな新興宗教のお方と思って、この動画は見ませんでした。
正確には「今は見る時期ではない」と、私の直観は告げていました。

そして、花粉症対策のために腸内環境の改善を行っていたら、私が脳内妄想と思っていたものが消えてしまったのです。
それで、何が起きたのだろうと思って調べているうちに、TOLAND VLOGさんの上記の動画を見て、脳内妄想って、ネドじゅんさんが自動思考と呼ぶものなんだぁ、ということがわかりました。

腸内細菌さん達が、心や思考を支配している?

今までに、一度、「悪心」というか、「邪心」という感情の一部が消えたことがあります。
それは、初めてイベルメクチンを服用した時です。
ところが、イベルメクチンの副作用を見ると、「悪心」というのが記載されているのです。

不思議な話です。そもそも、医療の世界に、「悪心」とか、「悪玉菌」、「善玉菌」とか、「善」「悪」という概念を持ち込んでいることが、おかしなことです。

私の消えた「悪心」というのは、古史古伝として読んだエッセネ派が死海文書の中で記載した「不義の霊」に属する者が持つ感情です。

不義の霊に(属するの)は、貪欲と義の務めにおける怠慢、邪悪と虚偽、心の傲(おご)りと高ぶり、嘘と謀(たばか)り、残虐で甚だしい偽善、短気と甚だしい無知、淫行の霊による忌まわしい諸業への厚顔な熱意、穢れた務めにおける不浄の道、嘲りの舌、目の盲目と耳の遠さ、項(うなじ)のかたさと心の固さ。

共同体の規則 『死海文書 I』ぷねうま舎

善なのか、悪なのかは別にして、
腸内細菌さん達が「心」や「感情」、「思考」を支配しているのでは?
「腸は第二の脳」と言われていますが、「第二」でなく「第一」なのではないか?と思い始めたのです。

パンダが竹を何故食べる?

パンダは肉食動物で、竹の食物繊維を分解する酵素を持っていません。
なので、パンダが竹を食べ消化できるのは、腸内細菌さん達の活躍によるものです。
おいしそうに竹をムシャムシャ食べるパンダを見ていると、
きっと、竹はおいしいとパンダの脳が勘違いしている、
いやいや、竹を分解できる無数の腸内細菌さん達が、脳腸相関で、腸管内の神経細胞を経由して、脳に「竹が食べたい」という思いを伝えている、と思うわけです。

問題は、この話は、パンダだけの話なのでしょうか?
食べものだけの話なのでしょうか?
ということです。

『あなたの体は9割が細菌』というタイトルの本があります。
別の研究者は、「人間の腸管内(おもに大腸)には約1000種類、約100兆個にも及ぶ細菌が棲んでいる」と語っています。

9割、100兆の腸内細菌に対し、人間固有の細胞が1割だとしたら、私たちの思考、感情、心の9割を腸内細菌さん達が占めていると考えるのは、自然ではないでしょうか?
少なくとも、「今日、何が食べたい」「私の好きな食べ物」「私の嫌いな食べ物」は、腸内で多数を占めている腸内細菌さん達の意思・思惑であるように思えます。

もう一つ気になるのは、ネドじゅんさんの本『左脳さん、右脳さん。』に出てくる次の言葉です。

思考が消えて数年、最近気づいたんです。
自分のおなかのところに、もう一個、脳があるんです。
 
・・・
困ったらおなかに助けを求めること。

『左脳さん、右脳さん。』ネドじゅん著

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