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個人的に好きな車両紹介
今日は家の本棚を漁ってみたところ
10数年前の鉄道本を発掘して、
思い出した事があったので
記事にしようと思います。
本の発掘
今日発掘した本はこちら。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124475382/picture_pc_a1c4b831c6ba27f010d32a80db180ee5.jpg?width=1200)
発行年から考えると
当時3歳の私が愛読していたことになります。
結構な漢字と共に解説がされていますが
当時は写真しか見ていなかったのでしょう。
この本を眺めていたところ
ひとつの電気機関車にふと目が留まりました。
その電気機関車というのがこちら。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124476087/picture_pc_85af430e8ff32b785c4b7c3650115690.png?width=1200)
JR貨物EF200系電気機関車です。
実は電気機関車の中では
EF200系が1番好きでして、
写真を見てその事を改めて思い出したので
少し詳しく解説をしようと思います。
JR貨物EF200系電気機関車
おすすめポイント
私がEF200系を好きになった理由一つ目は
見た目のかっこよさです。
「桃太郎」の愛称で親しまれている
EF210系とは打って変わって
直線を基調としたデザインで、
カクカクした印象があります。
あとこの画像ではわかりにくいですが
ライトの部分が少し窪んでいて、
独特のフォルムをしているところに
昔の私は惹かれたのだと思います。
この車両はとにかく面白い車両で
その一例としては
・JR機関車初のシングルアーム式パンタグラフ
・最大1,600tの重量列車牽引
・高加速性能
などが挙げられます。
じゃあ今も活躍しているのかと言うと
実はそうではありません。
この車両は1990年に試作品が完成し、
2019年に完全に運用から引退しました。
こんなにも早く引退してしまったのには
いくつかの理由があったのです。
ざんねんポイント
EF200系の活躍が少なかった理由としては
・回路を改良した結果部品確保が困難になった
・ハイパワーすぎて変電所が対応できなかった
・とにかく金がかかる
などが挙げられます。
高性能が故に電気を使いすぎてしまい
フルパワーで走行すると変電所がぶっ壊れる
という致命的な弱点があったため、
走行の際はパワーを制限していました。
ではここで
「桃太郎」の愛称で親しまれているEF210系と
変電所キラーEF200系を比較してみましょう。
はい。
遮断機の棒が心配になるぐらい速いです。
ちなみにですが
2023年11月時点で
EF210系は151機製造されているのに対し、
EF200系は21機しか製造されていません。
EF210系は今後も製造されますが
EF200系は引退しているので増えることは無く
2つの差は広がっていくばかりです。
最後に
これらのことを通して言えることは
「やりすぎは良くない」ということです。
より多くの貨物を牽引できるように
出力を上げたところで、
変電設備が対応していなければ
本来の力を発揮する事ができず、
ただただ金がかかる車両になってしまいます。
今後は、バランスのとれた”かっこいい”機関車
が開発されることを祈っています。
話したい事を詰め込んだ記事になりましたが
以上でこの記事を終わろうと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。