童子7月号掲載句
鍵穴
句のできぬ前を紋白くるくると
沈丁や鍵穴に鍵残るまま
龍天にやつてやるさと声高く
霾や車の下に猫隠れ
遠足の菓子や教師の手にあふれ
如月真菜選 月童子
今月の地元結社句会に、辻桃子主宰と安部元気副主宰が来てくださいました。
折に触れて、
「今年は、全国の句会にできるだけ行きたいと思っています。」
とおっしゃっていた主宰ですが、うちの句会にも来てくださるとは思ってもいませんでした。
でも先輩連衆によると、以前はかなり頻繁に句会や宿泊吟行などに来てくださっていたのだとか・・・イイナイイナ・・・😆
句会が始まる20分ほど前に句会場に着いたのですが、
「句会が始まるまで、ちょっと吟行しましょ」
と、気軽におっしゃる😅
桃子先生は、草花の名前を本当によくご存知です。
名前を聞きながら、私が写真を撮ろうとしたら、
「そんな遠くから見ててもダメよ。写生は、もっと近くで焦点を絞るの!」
主宰と他の連衆の話をボーっと聞いていたら、
「ほらほら、こういうことをメモするのよ!」
主宰も副主宰も、このわずかな時間の吟行で、ささっと句を揃えられたようでした。
句会でのお話はもちろんですが、こうやってほんのわずかな吟行の間にも、多くの学びがありました。
主宰とご一緒すると、緊張するのは勿論ですが、この学びの楽しさは格別です。
本当に有意義な句会となり、とても嬉しかったです💕
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