水打つや沓脱石の湯気立てる/大野朱香
大野朱香第4句集「一雫」より
今年の夏も暑かったですね。この1週間ほどで、漸く秋らしさが感じられるようにはなってきましたが、天気予報によると10月中はまだまだ油断できないようです。
調べてみると、1980年代には、既に地球温暖化が国際問題として注目されていたようです。
そういえば私が高校生の頃(50年ほど前)、地理の先生が
「地球温暖化で、地球の水位が上昇しているそうだ。このままこの現象が続くと東京も水没する。那須への国会移転が本格的になる❗️」
なんて言ってたのを覚えています。あまり真剣に聞いていなかったので、うろ覚えですが・・・
この句が発表されたのは、2001年。
この年の東京の最高気温は、7月38.1℃、8月36.3℃だったそうです。
今年ほどではないけど、やはり暑かったんですね。
「沓脱石の湯気立てる」とは言っても、ジュツとではないと思いますよ(笑)
そういえば、石で焼く焼肉ってあったなあ🤔(おいおい話題が逸れてるぞ!)
水を打った沓脱石の上の空気がほんのりと揺らぐ、それを「湯気立てる」と表現した作者の観察眼と表現力‼️
すごいなあ。