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NO.5 セスが語る宇宙・時間・分断・神


概要


拙著『前世療法でわかったアトランティスとムーの真実』(たま出版・森庭ひかる著)の改訂版です。2004年出版の原本は売り切れ・絶版です。当時は突飛すぎて書けなかったこともそのまま追記し、改訂版として1エピソードずつ公開いたします。
挿絵は、出版時は書籍内で白黒画像でしたが、この改訂版では、当時私がクレヨンで描いた絵をそっくり載せています。

全エピソードを読みたい方は、2024年1月から一冊のマガジン(1300円)として販売を開始しましたので、こちらをお勧めします。マガジンはエピソードを追加しながらの販売ですが、一話ずつのご購入よりはるかにお得です。

NO.5 セスが語る宇宙・時間・分断・神

このエピソードでは、催眠によって別の星を訪問するところから始まります。その後、セスとティアナとの関係が明らかになり(ぎょっとするようなロマンス)、やがてセスが宇宙や時間や魂のこと、神について、などなどたくさんのことを話しだしました。

今回のエピソードには、「分断」についてセスが語っている箇所があります。本の出版当時は、主に「魂の分断」について語った部分を載せました。が、本当は、別の「分断」についても語っており、それがあまりにも絶望的だったため、当時はあえて削除しました。その部分を、今回はそのまま載せています。現在の世界情勢と地球環境が不気味なくらいあてはまっているためです。すべてを知りたい方は記事を購入していただければ幸いです。

今回はじめて載せたセスの言葉も含めて、少しだけ抜粋してお伝えいたします。セスの独壇場は、目次「セスが宇宙・時間・分断・神について語る」の部分です。
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「魂がいくつもに分かれることを、僕らは『分断』という。分裂ではなくて分断である」

「人間の魂は分裂することはない。分断することはあっても、分裂することはないんだ」

「人間の魂が『分断』によって始まったように、人間の作った世界が崩れていくときも、まず『分断』というキーワードから始まる」

「戦争・天災・病気という人間界に起こる事象だけでなく、地球の事象そのものが、分断の方向へ突き進む」


<本文>
二〇〇三年五月九日(金)午後三時より

この回は一風変わったセッションである。
セラピストの誘導で潜在意識の白い部屋へ入っていく。部屋の中央に置かれたベッドに横たわり、空を見上げた。私の魂が肉体から抜けて星のきらめく夜空へ吸いこまれてゆく。

セラピスト「自分の体を見てごらん。どんな風に見えてる?」
私    「ちっちゃく見えてる。どんどん上に上がってる」
セラピスト「もっともっと上がってごらん。そして宇宙空間の中に入っていってごらん。さあ、好きな所に行っていいよ。どこに行こうか」
私    「地球の見える所」
セラピスト「まだ地球見えてる?」
私    「見えてる。・・・遠くなっていく」
セラピスト「もっと遠くなっていいよ」
私    「あ、見えなくなった」
セラピスト「そのあたりでどこか懐かしい場所あるかい?」
私    「ない。すぐ近くに大きな星がある」
      灰色の巨大な星が左にあった。
セラピスト「OK。その星へ行ってみたいかい?」
私    「うん」
セラピスト「行ってごらん。行きたいと思ったら、すっと行くでしょ。星に着いた?」
私    「まだ。目の前にクレーターとかがあるけど、中に入れない」
セラピスト「中に入りたいの?」
私    「どういう星なのか、ちょっと気になる」
      セラピストが星の地上に降りて行く誘導をする。

三本足の生物が住む星を訪問


私    「中に入ったのかな?」
セラピスト「何が見えてる?」
私    「暗い砂漠」
セラピスト「そこにいるとどんな気持ちがする?」
私    「死んでいるみたい」
セラピスト「そこはあまり懐かしくない?」
私    「昔は・・・、文明があった。今は暗い砂漠」
      夜の砂漠にいるみたいだった。
セラピスト「そうか」
私    「白い半透明のガラスのようなもので建物が全部できている町があって、文明があった」
セラピスト「かつて文明あったんだ。もう今はないんだ」
私    「今は・・・? 私がいるのは暗い砂漠。暗い・・・。でも、名残りがあるのかな。名残りがどこかにあるのかもしれない」
セラピスト「名残りがあるのかもしれないね。もっと見てみる?」
私    「うん」
セラピスト「じゃあ、この星の別な場所へ行ってみようか。砂漠じゃない所ね。少し体を動かしてごらん。動いた?」
私    「うん」
セラピスト「そのまま地表にそってすうっと飛んでごらん。軽く飛んでいけるね。そして思った通りの場所に瞬間的に移動できるよ」
私    「(驚愕して)まだ文明がある。半透明の、ガラスのような水晶のような、そういうもので建物ができている」
セラピスト「町は、ある?」
私    「ある」
セラピスト「町に入っていってみよう。入っていってみたい?」
私    「うん」
セラピスト「町に近づいてごらん。今どこから見てる、町を?」
私    「上空から見ている。・・・まぶしい」
セラピスト「光がたくさんあるの?」
私    「・・・地球みたいな光じゃなくて、建物から発光しているような光で町ができている。道もあるし。道も半透明の、なんだろう、ガラスのような。発光する透明な石でできている。全部半透明」
セラピスト「だれかいる?」
私    「わからない」
セラピスト「もっと町に降りていってみる? ほら、はっきり見えてきた。人はいる?」
私    「人の形していない」

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