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NO.2 はじめての前世療法〜セスとのチャネリング、始まる〜



概要

拙著『前世療法でわかったアトランティスとムーの真実』(たま出版・森庭ひかる著)の改訂版です。2004年出版の原本は完売・絶版です。改訂して、1エピソードずつ公開いたします。ノンフィクションです。
このエピソードは、先に公開した「夫との別れとソウルメイトとの出会い」の続きです。

このエピソードから、カラー挿絵付きです。出版時は書籍内で白黒画像でしたが、この改訂版では、当時私がクレヨンで描いた絵をそっくり載せています。

全エピソードを読みたい方は、2024年1月から一冊のマガジン(1300円)として販売を開始しましたので、こちらをお勧めします。マガジンはエピソードを追加しながらの販売ですが、一話ずつのご購入よりはるかにお得です。

NO.2 はじめての前世療法〜セスとのチャネリング、始まる〜

生まれてはじめて前世療法を受けました。「夫との別れとソウルメイトとの出会い」で書いたように、ただA氏と出会った理由を知りたかっただけなのですが、セラピーの終盤から、全く予想外の方向へ引っ張られていきました。
言葉だけは聞いたことがあるものの、予備知識はほぼなく、まして自分がその当事者になるなど考えたこともなかった、チャネリングという現象です。チャネリングとはどんなふうにして始まるものなのか・・・。このエピソードでは、セスとの出会いまでを書いています。


<本文>
 次にセラピーの記録を記す。
 初回は飛びこみで行ったので、セラピーをカセットテープに録音できることも知らなかった。そのため、セラピストに無理を言って記録を送ってもらい、その記録と自分の記憶とを合わせて再現した。
 
二〇〇三年三月三日(月)午前十時より
 
 セラピストの誘導により、前世へ入る扉を開け、中へ入る。白くまぶしい光の中だった。だんだん白い靄が晴れてくるよ、というセラピストの言葉をきいているうちに、突然、色鮮やかな風景が眼下に広がった。
地平線上に、土の色をした簡素な形の建物が横に連なっている。所どころに木の緑。家並の手前に平らな乾いた大地が広がっているのを、私はどこか高いところから見下ろしている。
 夕方である。家並の続くあたりは、沈みかけた日の光で黄色く染まっていた。
「あなたはどこにいるの?」とセラピスト。
 はじめはどこかわからなかったが、ふいにピラミッドの上にいることに気づいた。

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