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NO.8 千億光年史Ⅲ ~セスとティアナの記憶~

概要

拙著『前世療法でわかったアトランティスとムーの真実』(たま出版・森庭ひかる著)の改訂版です。2004年出版の原本は売り切れ・絶版です。当時は突飛すぎて書けなかったことも追記し、改訂版として1エピソードずつ公開いたします。

挿絵は、出版時は書籍内で白黒画像でしたが、この改訂版では、当時私がクレヨンで描いた絵をそっくり載せています。

全エピソードを読みたい方は、2024年1月から一冊のマガジン(1300円)として販売を開始しましたので、こちらをお勧めします。マガジンはエピソードを追加しながらの販売ですが、一話ずつのご購入よりはるかにお得です。


NO.8 千億光年史Ⅲ ~セスとティアナの記憶~

このエピソードは、私の魂の源と思われるティアナと、親友セスの知識をたどる旅になりました。催眠という変性意識状態下で知らされた宇宙の姿や、宇宙の周りに広がる世界は、衝撃的で、とてつもなく壮大でした。今回はじめて、セスたちがいる場所が宇宙の外側だということもわかりました。

思う存分、想像の翼を大きく広げて、セスたちの語る宇宙や宇宙の外側の光景をイメージし、脳内宇宙の旅に浸ってください。


〈本文〉
二〇〇三年十月九日(木)午後二時三〇分より
  
前回のセッションの最後に宇宙の果てと思われる場所へ行った私は、いったいティアナがほかにどんなことを知っているのか知りたくなった。それでセラピストに、今回はティアナの記憶の中へ入ってゆきたいと伝えた。セラピストにとっても私にしても実験である。
 
セラピストは、「会いたい人に会える」という誘導法を行った。するとティアナではなく明るい笑顔のセスが現れた。
 セスと二人で宇宙へ昇ってゆく。
 宇宙の中で、ごく自然に会話が始まった。

「僕らはただ人間が知らないことを伝えに来ているだけだ。゛神々しいもの゛扱いしないでほしい」


セス   「僕らの世界が懐かしい? 僕らの世界のことを君は懐かしく思っているはず。だからこうしてここに来た。僕らの世界の歴史の中にこれから案内してあげようか」
私    「・・・また頭が回り始めている。今は何も考えられなくて。記憶の壁を突破しようとしている」
 セッションの最中によく経験することだが、頭の中が、巨大な渦の底へと飲み込まれそうになっていく。
セラピスト「記憶の壁を突破してごらん。そして行くべきところへ行ってごらん」
私    「宇宙の星雲の中に入っちゃった。もっと行くんだって」
 淡いピンク色をした星雲の中心を抜けてゆく。星雲の中にも周りにも、無数の星が浮いていた。
セラピスト「まだ途中なんだ」
セス   「僕らの世界へ入る道」
 見えている光景を私は説明しはじめた。
私    「宇宙はひとかたまりじゃなくて、上と下と横と右(左と右)に分かれている場所があって、その上と下の間に白い道がある。白い道がまた二つに宇宙を分けていて、その先に別な空間がある。ここが、宇宙の原点」
 前回のセッションの最後に行った場所へたどり着いた。白い道によって宇宙が分割されている場所だった。

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