NO.3 宇宙ではない場所から来たセス
概要
拙著『前世療法でわかったアトランティスとムーの真実』(たま出版・森庭ひかる著)の改訂版です。2004年出版の原本は完売・絶版です。当時書けなかったことも追記して、1エピソードずつ公開いたします。ノンフィクションです。
挿絵は、出版時は書籍内で白黒画像でしたが、この改訂版では、当時私がクレヨンで描いた絵をそっくり載せています。
全エピソードを読みたい方は、2024年1月から一冊のマガジン(1300円)として販売を開始しましたので、こちらをお勧めします。マガジンはエピソードを追加しながらの販売ですが、一話ずつのご購入よりはるかにお得です。
NO.3 宇宙ではない場所から来たセス
催眠状態で、セスと1回目のチャネリングが始まりました。セスの言葉を伝える=口が勝手に動く、といった感覚をはじめて味わいました。催眠から覚めたあと、私は第六感といわれる部分もいきなり開けてしまったのか、それまでとは全く異なる別次元の感覚に翻弄されて、一日一日をなんとかやり過ごすのが精一杯でした。振り返ってみると、気が狂う寸前だったかもしれません。
この改訂版では、そのあたりの状況も新たに書き加えました。
<本文>
私のすぐ横にはセスがいた。
「まだ、君の知らないことがいっぱいあるから」と、セスが言う。
セス 「あの世とこの世なんて、人間の作った話にすぎない。僕たちはもっと別なところを知っている。そこには、僕みたいなのがたくさんいるんだ。待機しているから。十字架は皆持っている。仲間は皆持っているんだ」
セラピストが、「かけていると、どんな感じがする?」と私に尋ねる。少し重たかった。かけていると、首が凝る気がする。
セラピスト「じゃあ、軽くしてもらったら? 首が凝っちゃあ、しようがない」
セラピストの提案をセスはきっぱり断った。
セス 「重さは変えられないんだ。皆、一定だ。決まっている」
そして、「意識しなければいい。」
セス 「いろんな色の十字架があるんだ。派手なものから地味なものまで」
私のと同じ金細工の装飾つきだが本体が黄色いもの、まわりに飾りは一 切なく艶消しの金でできているが、十字架本体に細かい彫刻が施されてい るもの、非常に細いもの、小さいものなど、実に様々な色かたちの十字架 が私の脳裏に浮かんでいた。
セス 「その中でも、派手なものを選んで持ってきた」
セスは続けた。
セス 「僕らの仲間が降りてくるには理由があるんだ。外と内とを繋ぐため。だが僕らの仲間は疲れてきている。やってもやっても変わらないから。変えていかなきゃならないのに変わらないんだ。何がそうさせているんだろう。人間が変わってきている。僕らはずっと前から同じことをしてきた。人間のほうが変わってきている。このままだと僕らは人間から離れて僕らの世界だけで生きていくことになる。人間は人間の世界だけで生きていくことになる。そうしたら、もう僕らと人間を繋ぐものは何もない。人間が変わるのはとても難しい。僕らと人間の世界は水と油みたいだ・・・。」
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