初恋
初恋の相手は
中学2年で同じクラスになった
学年で一番の問題児だった。
優等生と問題児
この構図は
どういう訳か
その後の私の人生に
ずっと付いて回ることになる。
くじ引きで隣の席になった彼は
授業中は寝てるか漫画を読んでるか…
宿題は全て私の丸写し
鉛筆や消しゴムも
無くしたと言っては
次々と持っていってしまう😅
休み時間にこっそりと
タバコ🚬を吸っているという
噂もチラホラ…
勉強は出来ないけど
何故かみんなに人気があって
いつも話題の中心にいるような
とにかく目立つ子だった。
彼は幼い頃に両親が離婚して
父親と姉の三人で平屋のアパートで
暮らしていた。
私にやたらちょっかいを出すのも
寂しさの裏返しだったのかもしれない。
ある日
隣のクラスの女子に
彼の事が好きだと
打ち明けられた。
だからお願い邪魔しないでと…
そんなに悲観しなくても
私よりずっと可愛い子なのに…😞
その頃すでに
コンプレックスに悩まされていた私は
正直それどころじゃなかった。
煩わしかった。
だから彼の事も
なんとなく
無視するようになっていった。
彼はそんな私の変化に
たぶん気付いていたはずなのに
態度は全く変わらなかった。
あやふやな感情を抱えたまま
卒業式を迎え
彼との縁は完全に切れたと思っていた。
彼から電話があったのは
高校へ入学したその年の夏だった。
映画を観に行ったり
バンドを始めた彼の演奏を聴きに行ったり
しばらくは楽しかった。
そのうち
何かが違うと思い始めてしまった。
私は
中学の時2階から落ちて
それからずっと片足を引きずっていた。
注がれる好奇の目と
同情の目に晒されながら
隣にいる誰かのことを
気遣う思いやりさえ
失ってしまっていた。
乗り越えるには
あまりにも私たちは若すぎた。
そうして
初恋は初恋のままに終わった。
大人になるにつれて
幼かった恋愛は
幾度も上書きされていった。
そして
自分の恋愛対象には
一つの共通点があることに気付いた。
それは
例外なく相手には母親が居ない‼️
最初の3人目までは偶然と思っていた。
4人目からは
最初に確認するようになった😂
引き寄せの法則?
偶然を信じない私だから
きっと
そこには何か意味があるんだろう…
書いてるすぐとなりで
大口を開けて寝ている
天涯孤独の男 ( ̄~ ̄;)
その横顔を眺めながら
ここが私の
終着なんだろうなぁ~と
複雑な…
いや😅
幸せな想いに浸っている 🤣
忘れられない初恋は
ありますか?💕