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新型コロナ後遺症「ブレインフォグ」が既存の薬で治療できる!?

新型コロナウイルス後遺症の1つに頭がぼーっとして認知的な問題が生じる「ブレインフォグ」があります。

イェール大学の神経学助教であるArman Fesharaki-Zadeh氏は2020年6月に重度のブレインフォグを訴える新型コロナウイルス後遺症の患者を診察した際に、その症状が脳しんとう後の患者に見られるものと似ていることに気づきました。

そして、これまで外傷性脳損傷やPTSDの治療に使用してきたグアンファシンとN-アセチルシステインという薬の組み合わせが、ブレインフォグを治療する上で有効ではないかと考えるようになったそうです。

その後、Fesharaki-Zadeh氏らの研究チームは、ブレインフォグを訴えている12人の患者にグアンファシンとN-アセチルシステインの組み合わせによる治療を試みました。

Fesharaki-Zadeh氏は患者に就寝時に1mgのグアンファシンを服用し、強い副作用がなければ1カ月後に2mgに増やすよう指示しました。これに加えて、患者は1日1回、600mgのN-アセチルシステインを服用したとのことです。

12人の患者のうち、2人は低血圧やめまいといったグアンファシンの副作用によって治療を中断し、別の2人の患者も不特定の理由でフォローアップできなかったとのこと。

しかし治療を継続した8人の患者全員が記憶力・組織行動のスキル及びマルチタスク能力に大きな改善があったと報告し、一部の患者は完全にブレインフォグが消えて日常生活に戻ることができたとのことです。

グアンファシンとN-アセチルシステインの組み合わせがブレインフォグの正当な治療法として確立されるには大規模な臨床試験が必要ですが、2つの薬はすでにアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を受け、長年にわたり使用されてきた薬であるため、医師が処方を決めればすぐに入手できるとのことです。

Fesharaki-Zadeh氏は「研究試験に参加するのを待つ必要はありません。あなたは、診察を受けている医師に尋ねればいいのです。これらの薬は手頃な価格で広く入手可能です」と述べました。

※グアンファシン
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療目的で開発された医薬品で、前頭前野の接続を強化し、炎症やストレスから保護するように設計された医薬品。

※N-アセチルシステイン
強力な抗酸化および抗炎症剤であり前頭前野の治療にも効果を発揮。


こちら、コロナ・ワクチン後遺症クリニックでイベルメクチン等を取り扱っているクリニックです。ご参考まで


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