バスバスぶんぶん
なぜバスに乗ると寝てしまうのか。電車に乗ってもそんなに寝てしまうことはあんまりない。バスの独特な揺れと狭さと温度と1人で座れる椅子のせいか。うんうん。そうだそうだ。
1人で座れる椅子のせいだ。あれは安心する。誰にも邪魔されない。1人の椅子。そこでユラユラ揺れる。電車にあの安心はない。電車の椅子はいつも誰かと隣り合わせ。長椅子の場合、隅っこ椅子取り合戦に負けた場合は最悪な事に知らない人達から挟まれる。挟まれた中でのユラユラ揺れる中では安心は生まれない。隣り合わせの人にぶつからないようにからだの軸に集中する。そんな体感を鍛える忍耐の時間となるのだ。
あとバスにはまだ安心感があった。あのバス特有の揺れと温度。バスの狭さだからこそのあったかめの温度。椅子もあったかい。電車は広いから寒かったりするし、電車の扉の開け閉めで風が車内にビューっと吹いて眠気か覚める。バスはそれがあまりない。扉の真ん前に座らなければ。
あとはバスの運転手の独特な案内アナウンスと録音された地域の宣伝も挟まれたアナウンス。まるでクラシックのようにリラックスさせる効果がある。
そんなこんなでバスの中では見事に寝る。誰も彼もが夢の中。でも私はバスより電車か好き。だって速いから。
バスバスぶんぶん
2023.1.17
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