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Live Forever:Oasis 30周年特別展

先週オアシス展に行ってきました。予想以上のお客さんの数に驚きました!同世代はもちろん、若い人からご年配の方まで幅広い層に愛されていることが確認できて嬉しかったです。


六本木ミュージアムの壁に映えます


さて肝心の展示会ですが、期待したほどではないにしろ(こんなこと言ってごめんなさい)、十分に楽しめました。直筆の歌詞やノエルのギター、いくつかのメモラビリアに釘付けとなりました。その中で個人的に一番目を引いたのが2002年ツアー時のスケジュール記録でした。広島のリーガロイヤルホテルで出待ちして、リアムとノエルにサインをもらった時の記憶が思い起こされます。


エピフォンのあのギター!


当初グッズは最小限にしようと思っていたのですが、いざ宝の山を目の前にすると買わずにはいられませんでした。

このポスターが欲しかった。。。


オアシスの日本公演がなかなかアナウンスされず、ヤキモキしているファンは多いと思います。X上でのリアムの不穏な発言も我々を不安にさせました。こんな時は”Definitely Maybe”のレコードを爆音でかけるしかありません。(笑)


オリジナルメンバーのサイン入りカバー


ところで、なぜレコードは新人のデビューアルバムでありながら2枚組で発売され、しかも収録曲が違うのかご存知でしょうか?当時オアシスはまだ未知数であった状況に加え、同レーベルのバンドのファーストアルバムは皆1枚でのリリースでした。

本作も、当初は11曲入り1枚の予定でした。シャーラタンズのサポートでツアーを回っていた時に、出来たてのテスト盤が宿泊先のホテルへ届けられました。ノエルは、その日のパーティで早速流しました。今度は、次の日曜にオーウェンモリスの元へ持参し曲を聴きましたが、溝の狭さがライブ感を完全に台無しにしており、彼らが期待する音とはかけ離れていました。アルバムの収録時間は50分を超えており、1枚のレコードに収めるには無理があったのです。


B面とC面が逆??


そこで彼らは、アランマッギーに2枚組で出せないか尋ねたところ、「2日以内にもう1曲用意する必要がある」と告げられました。その時、”Sad Song”がほとんど完成していたため、急遽収録されることとなりました。ノエルは自分の歌う曲も入れたかったのだと思います。これはチャンスとばかりに、B面にひっそりと収まっています。あとは歴史の通りです。初期のCDはすでにプレス段階に入っていましたので、”Sad Song”が入っていないのはそれが理由です。


この裏話は、イギリス人コレクターのDannyから教えてもらいました。オーウェンから直接この話を聞いているので真実です。そして彼は、なんとノエルが所有していたその11曲入りのレコードを持っているのです。


私は12曲入り2枚組のテスト盤を所有しています。Run outのマトリックス番号はそれぞれ、A1/B1, A2/B2で、なぜかB面とC面が逆です。オリジナル盤はvariantがありますが、基本はA1/B1, C1/D1です。修正がかけられているオリジナル盤があり、修正部をよく見るとC面はB1?→C1に、D面はB2→D1に変更されています。テスト盤から推測するに、プレスの段階で何かしらかの変更があり、マトリックス番号に修正がかかったのでしょう。これは、ノエルが急遽2枚組にしたいといったことが原因でないかと推察されます。


UKオリジナルテストプレス


それにしてもDannyは凄まじいコレクターです。目が飛び出るくらいほどのメモラビリアを沢山所有しています。もう言葉が出ません、恐るべしコレクター道。

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