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映画「MEMORY メモリー」を見て思ったこと

最近、「MEMORY メモリー」を見てきた。
久しぶりに映画館に行った気がする。以前映画館に行ったのは「すずめの戸締り」を見に行った時だったと思う。

さて、タイトルの通り映画を見て思ったことを書こうと思う。
あらすじは調べたら出てきたりもすると思うので簡単に。

殺し屋である主人公は、いままで数多くの仕事を請け負ってきた。
しかし、アルツハイマーを患い、引退を決意。
そんな時に受けた最後の仕事のターゲットは幼い子供だった。
それが許せなかった主人公。その背後にいる人身売買組織を壊滅すべく行動を起こしていく。

ざっというとこんなような話だ。
この映画のテーマのひとつは「正義とは何か」、だと思う。
主人公は子供を殺すことは許さない。しかし、大人であれば殺すことをいとわない。
いままで人を殺してきたような殺し屋が持つ正義とは何なのか。
映画の中で主人公は自分が悪であることを認めている。
しかし、子供を殺すことを許さないというのは悪の中にある正義である。

となると映画に出てくる警察は善の中の正義となる。
しかし、見てもらえばわかると思うが警察でさえ、復讐心から善とは言い難いような行動を取っている。

このようにこの映画の中では善と悪がどちらとも言い表せないような状況を様々な視点から描いた作品だといえるだろう。

この映画で大切にされているのは善か悪かではなく、自身の信念を貫くということだ。

他人から何を言われようと、自分の過去の行動と矛盾していようと、信念を貫くことはだれにでも許される、というメッセージが込められていたように感じた。

表層的な感想になってしまったような気もするが、なにか感情に訴えかけてくる映画であったように思う。



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