リーバイス501.80年代 その2 改訂653工場

初投稿した中から653工場についてふれてみます。

■個性的な653

8本の653
脇割りは金色糸使用が多め 
左端のみ白糸

653の工場番号は90年以降も製造されているようですが、個性的な個体が多く見られる82年~86年がテンション上がってついつい買いたくなってしまいます。内タグは前期と後期しか無く中期タイプの存在は確認出来ていません。

※中期タイプの内タグありました。


■16工場=653工場
製造開始は1950年代かららしい。
(この辺は僕の守備範囲外なので)
ざっくり話すと16工場はレア度が高いです。ヤフオクで見てると同程度、同年代の501より高い値段で落札されています。ヒゲ、ハチノス等色落ちにメリハリがあるようです。(16工場の501持ってないので比べられない💦)


■委託工場     
これは僕の想像の域です…
653工場は委託工場であり、生地の古い物が集まり(処分したい)やすかった(直営工場は新しい生地の導入を早く進めたかった)、80年代以降ジーンズは色落ちが派手にならない、シルエットがねじれない生地を使った商品化にシフトし、同時に幅広デニムの織機を順次導入していく。だからそれ以降の501は優等生な個体になっていった。

・紙パッチがセンターべルトループ付近に付く個体が多め

左側一番下のみ524工場のハチマル
右側一番下のみ558工場のハチマル


■653のカンヌキモデル

購入は25年くらい前、6900円(税抜)くらい

ヒザに接着芯で簡易補強。
アウトシームはアイロン充ててます。
⬆内タグ表記 W32   L31
 実寸  W29.5 L27.5
コレ、もう穿けない(泣)
⬆内タグ裏側 製造 82年
肉眼ではうっすらと 653
⬆トップボタン653(5が消滅)
「内股シングル」
「黒カン」
「脇割りが金色糸」

■まとめ
集めてみて何本も交互に穿いてみるとそれぞれの良さを愉しめるんですよ、でも鏡に映るジーンズ姿は決しって自分の体型に合ってない、カッコよいとは思えない個体もあります。
が!
鑑賞するぶんには飽きが全く来ません!インディゴブルー目に良いです(笑)


☆次回は特徴的な3本の 653 を紹介します。

その3 縦落ち
その4 ヒゲ
その5 よじれ

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