課題解決型学習(PBL)
課題解決型学習(Problem-Based Learning: PBL)は、学生が実際の課題に取り組みながら学ぶ教育方法である。学生は教員から与えられた課題を解決するために、自ら情報を収集し、分析し、解決策を提案する。
そのため、学生は理論だけでなく、実際の社会や職場で直面する問題を解決する能力を身につけることができる。また、チームで協力して課題に取り組むため、協働スキルやコミュニケーション能力を養うこともかのうである。この学習方法においては、教師はファシリテーターとして、学生が自ら学ぶプロセスをサポートする。
事例として以下のものが挙げられる。
医療系大学: 医療ケーススタディを基に、学生が診断や治療計画を立てる練習をする。
工学系大学: 実際の企業プロジェクトに参加し、技術的な課題を解決する取り組みを行う。
ビジネススクール: 企業の経営課題に取り組み、マーケティング戦略や経営改善策を提案するプロジェクトがある。
海外研修プログラム:異なる文化や環境に触れ、より広い視野で現地の課題を解決する力を養うことができる。
このような教育機会を学生に与えることで、複雑な問題を多角的に考察し、効果的な解決策を見つける力が養われ、実際の職場で求められるスキルや経験を大学で習得できるため、卒業後のキャリアに役立つ。
ありがとうございます。
画像はバングラディシュ(2011年12月)