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103万の壁

「103万の壁」とは、税制上の扶養控除に関連する収入の基準である。これは、配偶者の年収が103万円を超えると、超えた額に応じて所得税と復興特別所得税が5~45%、住民税が約10%課税されます。扶養内で働くことで、税負担を軽くできる。 控除について、まず、誰もが受けられる基礎控除48万円がある。あともう一つ、給与所得控除があり、給与所得者は55万円の給与所得控除を受けられる。合計すると、48万円 + 55万円 = 103万円で、配偶者控除を受けるための年収の上限となる。 こ

    • 陰徳

      陰徳(いんとく)は、他人の目につかないように善行を行うことである。 自分の利益や名声を求めず、ひたすら他者のために良い行いをする。 これは、日本の伝統的な倫理観や仏教の教えに根ざす。 陰徳のある人の特徴は以下の通り (1)謙虚さ:自分の行動を誇示せず、他人に対して謙虚な態度でいる。 (2)思いやり:他人の立場に立って考え、困っている人や弱い立場の人を助けることを自然に行う。 (3)無私の精神:自分の利益や名誉を求めず、他者の幸せを第一に考える。 (4)忍耐力:困難な状況でも

      • 課題解決型学習(PBL)

        課題解決型学習(Problem-Based Learning: PBL)は、学生が実際の課題に取り組みながら学ぶ教育方法である。学生は教員から与えられた課題を解決するために、自ら情報を収集し、分析し、解決策を提案する。 そのため、学生は理論だけでなく、実際の社会や職場で直面する問題を解決する能力を身につけることができる。また、チームで協力して課題に取り組むため、協働スキルやコミュニケーション能力を養うこともかのうである。この学習方法においては、教師はファシリテーターとして、

        • 決定係数

          前回、単回帰分析を説明したが、単回帰分析で推定された回帰式のあてはまりの良さを表わす指標として「決定係数(R²)」がある。これは、モデルの説明力、つまりモデルがどれだけデータの変動を説明できるかを評価するものである。 例えば、R²が0.8なら、そのモデルはデータの変動の70%を説明できているということになる。R²が0に近い場合、そのモデルはほとんどデータの変動を説明できていない。 分析対象のデータに対して線形回帰モデルを構築して、決定係数(R²)の求める。 全変動=回帰変

          単回帰分析

          データ分析でよく使われる統計的手法として、単回帰分析が挙げられる。この分析を行って、2変数(目的変数と説明変数)の間の関係性を数式モデルで表現し、目的変数と説明変数の関係性や影響力を調べることができる。 この数式モデルが、データをどれだけよく説明しているか(当てはまりの良さ)を評価するために、決定係数 (R²)と残差分析を検討する。 R²(決定係数) は、0から1の範囲で、1に近いほどモデルの当てはまりが良いことを意味する。具体的には、R²は変数間の相関がどれだけ強いかを

          単回帰分析

          ボランティア

          ボランティアとは、特定の報酬や対価を求めずに、他人や社会のために自分の時間や労力を提供することである。ボランティア活動には明確な定義とないようだ。 それを踏まえた上で、厚生労働省では、ボランティアを「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」としている。ボランティアといえば、地域の清掃活動、老人ホームでの支援活動、災害時の救援活動などが思い浮かぶ。 定義はないが、ボランティア活動の4原則(「自主性・自発性」、「社会性・連帯性」、「無償性・無給性」、「先駆性・創造性」)が定

          ボランティア

          ウォーキング

          ウォーキングを日常生活に取り入れている人は多いと思う。私も行っているが、ご年配の方々をよく見かける。 朝のウォーキングは清々しい空気を楽しむことができ、一日の始まりにエネルギーを与え、代謝を活性化すると言われている。 健康に良いといわれるウォーキング。 主な効果として、体脂肪の減少、心肺機能の向上、骨の強化、血流の促進、高血圧の予防・改善、ストレス解消、睡眠の質の向上、認知機能の維持・向上が挙げられている。ウォーキングを行うことで、心身ともに良い効果が期待される。 ウォ

          ウォーキング

          セレンディピティ(Serendipity)

          セレンディピティ(Serendipity)とは、素敵な偶然や予想外の発見を意味する。何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを偶然見つかることである。 ペルシャの童話『セレンディップの3人の王子』では、王子たちが旅の途中で予期せぬ発見を次々とする様子が描かれており、これにちなんだ造語である。 例としては、アレクサンダー・フレミングが偶然発見したペニシリンや、ニュートンがリンゴが落ちるのを見て思いついた万有引力の法則などが挙げられる。 ビジネスや科学の分

          セレンディピティ(Serendipity)

          小豆の効能

          私の好きな食べ物の1つに小豆がある。小豆は栄養豊富で、健康や美容に多くの効果がある。主な栄養素とその効能は以下の通りです。 (1)タンパク質(筋肉や皮膚の健康維持に役立つ) (2)食物繊維(腸内環境を整え、便秘の予防や改善に効果的。満腹感もある) (3)ビタミンB1(炭水化物の代謝を助け、エネルギーを効率よく作り出す) (4)カリウム(血圧の降下、むくみ軽減) (5)ポリフェノール(抗酸化作用、老化防止と肌の健康をサポート) (6)サポニン(コレステロール低下や二日酔いの予

          小豆の効能

          セルフイメージを上げる

          セルフイメージを上げるための方法がいくつか紹介されている。 自分の存在や価値を認める。すなわち、自己肯定感を高める。そのために、自分の良い所や成功体験を書き出してみよう。 ポジティブで前向きな人と付き合う。周りにいる人・環境が自分に与える影響は大きい。 肯定的な言葉を繰り返して自分に言う。「できる」「豊かだ」「なんとかなる」といった言葉を毎日自分に言い聞かせる。 小さな目標を設定し達成し、自信を積み重ねる。 感謝していることを毎日書き出すことで、ポジティブな気持ちを

          セルフイメージを上げる

          自己決定理論(SDT)

          エドワード・デシ博士とリチャード・ライアン博士は、自己決定理論(Self-Determination Theory, SDT)を提唱した。この理論は、人間の内発的モチベーションと成長を説明するもので、特に以下の3つの基本的な心理的ニーズが満たされることが重要である。 自律性(Autonomy):自己の行動を自分自身で決める感覚。 関係性(Relatedness):他者との関係が良好で、社会的に繋がっている感覚。 能力感(Competence):自分が有能であり、効果的に行動

          自己決定理論(SDT)

          自己肯定感を高める

          自己肯定感を高めるためには、いくつかの方法がある。 自分の長所や成果を見つけて、自分の価値を再確認できる。 目標設定をして達成感を得る。小さな目標でもそれを達成することで自信をつけることができる。 他人と比較しないで、自分のペースで物事に取り組む。 ポジティブな言葉を使う習慣を身につける。 他人から褒められたり、感謝されたら、そのまま素直に受け取る。 リフレッシュする時間を設けて、心身の健康管理に努める。 この中で、一番大切なことは「他人と比較しない」ことである

          自己肯定感を高める

          意識とは「コヒーレントなフォトン」

          フリッツ・アルバート・ポップ博士は、ドイツの理論生物物理学者で、バイオフォトン(生体光子)の研究で知られている。彼の研究によれば、意識とは「コヒーレントなフォトン」、即ち共時的に振る舞う光子である。 ポップ博士は、DNA内でバイオフォトンが存在することを確認し、これが意識の基盤であると提唱した。彼の理論では、意識は脳内だけでなく、体全体の細胞においても発生する全体現象であり、これがコヒーレント(共時的)な光(フォトン)として表現される。 簡単に言えば、意識は光(フォトン)

          意識とは「コヒーレントなフォトン」

          多世界解釈

          多世界解釈とは、量子力学の観測問題における解釈の一つで、宇宙の波動関数を実在のものとみなし、波束の収縮が生じず、そのかわり重ね合わせ状態が干渉性を失うことで、異なる世界に分岐していくと考えることである。 この解釈では、宇宙は絶えず新たな枝へと分岐し、複数のヴァージョンの私たちをつくり出すとされている。ある出来事が起こると、宇宙は分岐し、それぞれの枝で異なる結果が生じる。例えば、シュレーディンガーの猫のように、死んだ世界と生きた世界が並行して存在すると考えられている。 「多

          多世界解釈

          感謝行

          感謝行(かんしゃぎょう)は、人の行いや気持ちに対して有難い、嬉しい気持ちを持つことで、礼を述べることです。感謝行は、感情の部分をポジティブに整え、自分の行動や周囲の環境を良い方向に変えるために、「ありがとうございます」と唱えることです。自分の心の中をポジティブに保ち、その副次的な作用として、自分の行動がポジティブなものになったり、自分を取り巻く環境がポジティブなものに変わります。実際、感謝することにより、脳内物質であるドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンが分泌

          外部効果

          外部効果とは市場参加者以外の人々や環境に影響を及ぼす経済的な効果を指す。具体的には、ある人の経済活動が全く関係のない第三者に良い影響を与える場合は「外部経済(正の外部効果)」と呼ばれ、悪い影響を与える場合は「外部不経済(負の外部効果)」という。 正の外部効果 (例1:教育) 一人が教育を受けることで、その人の知識やスキルが向上し、社会全体に良い影響を与える。 (例2:ワクチン接種) 個人がワクチンを接種することで、感染症の拡大を防ぎ、他の人々を守る。 負の外部効果 (例3