軽井沢の秋 その1 反田恭平ピアノリサイタル
一泊二日で秋の軽井沢を満喫してきました。
メインは大賀ホールでの反田恭平ピアノリサイタル(^^♪
期待以上に素晴らしく、とってもとっても大満足。
前列の方の頭の間からとはいえ、鍵盤上を縦横無尽に駆け回る指や、肩甲骨から腕が動いているのが感じられる背中、ペダルを繊細に操る足元が見えて
反田さんの入魂の演奏を堪能しました。
まさに至福のひと時という言葉しか出てきません。
曲目は次のとおり。
[第1部]
J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌニ短調
ブラームス=ブゾーニ:11のコラール前奏曲より第8曲「一輪のバラが咲いて」 作品122-8 ト長調
ブラームス:6つのピアノ小品作品 118
[第2部]
ショパン:前奏曲嬰ハ短調 作品45
ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調作品 58
[アンコール]
ショパン:ラルゴ変ホ長調
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」変イ長調 作品53
ショパン:華麗なる円舞曲 第3曲 「猫のワルツ」ヘ長調 作品34-3
シューマン=リスト:「献呈」
どの曲も、丁寧に情感豊かに奏でられ、ラジオで耳にして楽しみにしていた「一輪のバラが咲いて」など、全部素敵でしたが、特筆したいのは、やはりショパン。
「ピアノソナタ第3番」の、芳醇にして緩急自在なことといったら!
ショパンコンクールの配信や凱旋コンサートで聴いた第2番も、重々しくも優しくもなる複雑な曲想を十全に表現していて、とても印象深かったのですが、第3番も甲乙つけがたい充実ぶりでした。
そして、熱烈な(しつこいとも言う(^_-)-☆)鳴りやまない拍手に応えて、結局4曲も聴かせてくれたアンコール。
ラルゴから英雄ポロネーズの「音楽しりとり」(ラルゴの最後の音と英雄の最初の音が同じ)は、もはや鉄板。ラルゴのゆっくり過ぎないテンポが今回とても好みでした。そして英雄ポロネーズは、完全に手の内に入っているからこその、絶妙な間のとり方、揺らぎが心地よく響きました。
最後、聴衆の熱意に根負けっぽい感じで弾いてくれた「献呈」は一段と丁寧な演奏で美しく、余韻がずっと耳に残ります。
耳の幸せの後は、口の幸せ!
というわけで、リサイタル終演後は、ジビエと地元の新鮮野菜が売りのお店「ベジビエ」へ。
頂いた美味しいものたちの中から、3点ほど写真でご紹介。
テリーヌは濃厚で、スパイスがいいアクセント
ミートパイは熱々サクサク、そしてお肉がジューシー
炊き込みご飯は具がたっぷりで、出汁が効いていて、お箸が進む、進む!
お料理もドリンクも、全部とても美味しくいただきました!(^^)!
快適なホテルでお風呂に入って、おやすみなさいzzz
秋の軽井沢の旅、一日目が終了です。
(二日目に続きます)
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