八ヶ岳高原の夏~大竹しのぶと天空の星とキノコ料理と その2
大竹しのぶさんの「役者唄」を堪能した後は、シャトルバスを乗り継いで『八ヶ岳グレイスホテル』ヘ。
お楽しみの夕食は季節の地元食材をたっぷり使った和会席。トウモロコシに丸茄子、虹鱒、信州サーモン、富士桜ポーク、そして野沢菜と、彩りも味もバリエーション豊かで、お腹いっぱいになりました。
デザートのアイスクリームまでトウモロコシだったのにはビックリ!
夜はこれも楽しみにしていた「星のソムリエの資格を持つホテルスタッフが案内する星空観賞会」。
残念ながら鑑賞会の時間には雲が多く、夏の大三角形の一角、こと座のベガと満月間近の月を天体望遠鏡で見た後は、館内に移ってプラネタリウムでの説明になりましたが、スタッフの方の工夫の効いたお話しぶりで、興味深い星空観賞会でした。
そして会の後に再度外に出てみると…。
なんと、かなり晴れ間が出て、カシオペアや北斗七星などが見えました!
後は、月が沈んだ後の2時半~4時頃、晴れてくれることを祈るばかり…。
ということで、大浴場のバブルバスで心身をほぐした後は、ベッドに入って月が沈むのを待ちます。
少しウトウトして、2時半以降、約20分おきに客室窓から様子をチェックした結果、4時前後の短い時間、結構晴れてくれました♪
喜んで、寝間着(ホテル備え付けの作務衣)の上に上着を羽織って館外へ。
ホテルの駐車場から、10分ほど星空を眺めて過ごしました。
先ほどより沢山の星が見え、夏の大三角形やオリオン座などを確認。水蒸気が多いためか、天の川はハッキリ見えず「降るような星」とはいかなかったものの、天空の星を楽しむことができて満足、満足。
そのまま、約20分おきに空の変化を見ながら朝を迎えました。
いったん曇った後、早朝には少し晴れ間が出て、窓の向こうの八ヶ岳も山裾が見えていたのですが、朝食前にはスッカリ曇天に。
有名な野辺山高原の星空をこの夜見られたのは、どうやら奇跡的タイミングだったみたいです。
寝不足ながら、昨日のコンサートと未明の星空鑑賞で興奮状態。
朝食後は早々にチェックアウトして、野辺山駅近辺で特濃ミルクの風味豊かな絶品のソフトクリームと牛乳を味わったり、お土産を物色したり、付近を散歩したり。
野辺山駅から小海線に乗って甲斐小泉駅で下車。
甲斐小泉では…
・ 「日本名水百選」に選定されている『三分一湧水(さんぶいちゆうすい)(八ヶ岳から湧き出る湧水。 昔、水の争いが絶えなかった三つの村に、この水を等配分するため、武田信玄が湧出口の分水枡に三角石柱を築き、三方向に流水を分岐させたと言われている)を見学。
・天然きのこを中心に地元食材を色々使ったフレンチを提供するレストラン『亜絲花(あしはな)』でランチ。
ポルチーニを使った冷製スープは、コクが深くて特に美味しかったです。
・駅のすぐそばにある『平山郁夫シルクロード美術館』を見学。
ガンダーラのエキゾチックな仏像が好きなので、ウキウキ楽しみました。
再び小海線、特急あずさ…と乗り継いで帰宅。
夏の八ヶ岳の恵みをたっぷり全身に浴びた二日間でした。