「動画撮影がバレてお尻を躾けられました……。」あおばの場合 第2話

蒼葉が服を整えると、典子はスマートフォンを手に取りました。

「これから、この動画を一緒に見るわ」典子は冷静に告げました。

蒼葉は驚いて顔を上げました。「え...今?」

「そう、今よ」典子の声に迷いはありません。

蒼葉は顔を真っ赤にしながら、ゆっくりと母の隣に立ちました。座ろうとしましたが、お尻の痛みで顔をしかめ、立ったままでいることにしました。

動画が再生されると、蒼葉は恥ずかしさで目を逸らそうとしましたが、典子に制止されました。

「しっかり見なさい。これがあなたの行動の結果よ」

画面には、赤く腫れ上がった蒼葉のお尻と、懲らしめを受ける彼女の姿が映っています。縄跳びが空気を切る音、自分の声で数を数える様子...すべてが生々しく記録されていました。

蒼葉は動画を見ながら、自分の行動を深く反省していました。お尻の痛みと、画面に映る自分の姿が、彼女の心に強く訴えかけています。

「これを見て、どう思う?」典子が尋ねました。

蒼葉は涙ぐみながら答えました。「本当に...申し訳ありませんでした。二度とあんな動画は撮りません」

典子はうなずき、「この記録は消さずに取っておくわ。また同じような誘惑に駆られたら、これを見返しなさい」と言いました。

蒼葉は小さくうなずきました。この経験が、彼女の中で何かを大きく変えたことは明らかでした。

典子は娘の反省の様子を見て、少し表情を和らげました。

「蒼葉、これからどうするつもり?」

蒼葉は真剣な表情で答えました。「SNSのアカウントを全て削除します。そして...撮った動画も全て消します」

典子はうなずきました。「そうね。それが一番いいわ」

蒼葉はスマートフォンを手に取り、震える手でアプリを開きました。アカウントを削除する際、フォロワーの数を見て少し躊躇しましたが、お尻の痛みを感じ、決意を新たにします。

「本当に...消しても大丈夫?」典子が静かに尋ねました。

蒼葉は深呼吸をして、「はい。これが正しい選択だと分かっています」と答えました。

削除ボタンを押すと、蒼葉の心に安堵感が広がりました。同時に、これまでの行動への 反省も感じています。

「お母さん...ありがとう」蒼葉は小さな声で言いました。

典子は優しく娘の頭を撫でました。「あなたのためよ、蒼葉」

二人は長い沈黙の後、互いを見つめ合いました。この経験が、母娘の絆を新たなものにしたことは明らかでした。


翌朝、蒼葉はゆっくりとベッドから起き上がりました。お尻に触れると、まだ痛みが残っています。

鏡の前に立ち、恐る恐るスカートをめくり上げ、お尻の状態を確認しました。赤みはだいぶ引いていましたが、まだ縄跳びの跡が薄く残っていました。

「蒼葉、朝ごはんよ」典子の声が階下から聞こえてきました。

「はーい」蒼葉は返事をしながら、ゆっくりと階段を降りていきます。

食卓に着こうとした瞬間、お尻が椅子に触れて痛みが走りました。蒼葉は思わず顔をしかめます。

「大丈夫?」典子が心配そうに尋ねました。

「う、うん...大丈夫」蒼葉は小さく答えました。

朝食を食べながら、蒼葉は昨日の出来事を思い返していました。恥ずかしさと後悔、そして新たな決意が胸の中でぐるぐると回っています。

「学校に行く前に、昨日の動画をもう一度見ておきなさい」典子が静かに言いました。

蒼葉は一瞬躊躇しましたが、すぐにうなずきました。「はい、分かりました」

スマートフォンを手に取り、蒼葉は昨日の動画を再生しました。画面に映る自分の姿を見て、顔が真っ赤になります。

「お尻...まだ痛いの?」典子が優しく尋ねました。

蒼葉は小さくうなずきます。「うん...でも、大丈夫」

動画を見終わると、蒼葉は深呼吸をして言いました。「お母さん、約束します。もう二度とあんな動画は撮りません」

典子は娘の目をじっと見つめ、「信じているわ」と答えました。

学校に向かう準備をしながら、蒼葉は友達とどう接するべきか考えていました。特に、一緒に動画を撮っていた美咲のことが気になります。

「お母さん...美咲にも、動画のこと話した方がいいかな?」蒼葉が不安そうに尋ねました。

典子は少し考えてから答えました。「そうね。正直に話してみるのもいいかもしれないわ。でも、お仕置きのことは言わなくていいわよ」

蒼葉はうなずきました。「分かった...頑張ってみる」

玄関で靴を履きながら、蒼葉は新しい決意を胸に秘めていました。この経験を通じて、彼女の中で何かが大きく変わろうとしていたのです。

授業が始まり、蒼葉は椅子に座ろうとしましたが、お尻に痛みが走りました。思わず顔をしかめる蒼葉に、美咲が心配そうな目を向けます。

「どうしたの?」美咲が小声で尋ねました。

「ちょっと...お尻が痛くて」蒼葉は赤面しながら答えました。

美咲は不思議そうな顔をしましたが、それ以上は聞かずにうなずきました。

授業中、蒼葉は集中しようと努めましたが、時折お尻の痛みを感じて、昨日の出来事を思い出してしまいます。しかし、それと同時に、自分の行動を改める決意も新たになりました。

休み時間、いつもSNSをチェックしていた友達が集まってきました。

「ねえ、蒼葉。昨日の動画、すごく人気だったよ!」
「次はいつ新しいの上げるの?」

蒼葉は深呼吸をして、勇気を出して言いました。「みんな...実は、もう動画はやめようと思うの」

友達たちは驚いた様子で蒼葉を見つめました。

「でも、どうして?」
「人気出てきたのに...」

蒼葉は真剣な表情で答えました。「よく考えたら、あんな動画を公開するのは危険だし、将来のことを考えると...やっぱりよくないと思ったの」

友達たちは最初は戸惑っていましたが、蒼葉の決意を聞いて、少しずつ理解を示し始めました。

この瞬間、蒼葉は自分の決断が正しかったと確信しました。お尻の痛みは、彼女にとって大切な教訓の証となっていたのです。

放課後、蒼葉は少し緊張した面持ちで家に帰りました。玄関を開けると、典子が出迎えてくれました。

「おかえり、蒼葉。今日はどうだった?」典子が優しく尋ねます。

蒼葉は深呼吸をして答えました。「お母さん、美咲と友達に話したよ。動画のこと」

典子は驚いた様子で、「そう。どんな反応だったの?」と聞きました。

「最初は驚いてたけど...」蒼葉は少し笑みを浮かべて続けました。「みんな分かってくれたよ。美咲も、自分のことも考え直すって」

典子は安堵の表情を見せ、蒼葉の肩に手を置きました。「よく話せたわね。誇りに思うわ」

蒼葉は照れくさそうに頷きました。「お母さん...昨日のお仕置き、辛かったけど...今は感謝してる」

典子は優しく娘を抱きしめました。「あなたのためよ。これからも一緒に頑張りましょう」

二人は静かに抱き合いながら、この経験が彼らの絆をより強くしたことを感じていました。蒼葉のお尻の痛みは徐々に和らいでいましたが、心に刻まれた教訓は鮮明なままでした。

その夜、蒼葉は日記を書きながら、自分の変化を振り返りました。反省と新たな決意、そして家族や友人への感謝の気持ちが、ページいっぱいに綴られていきました。


数週間後、蒼葉は再び誘惑に負けてしまいました。友人からの強い勧めで、新しい動画を撮影し、SNSにアップロードしてしまったのです。

その夜、典子が蒼葉の部屋に入ってきました。表情は厳しく、手にはスマートフォンを持っていました。

「蒼葉、説明して」典子の声は冷たく響きました。

蒼葉は顔を青ざめさせ、言葉に詰まります。「お、お母さん...私...」

典子はため息をつき、「約束したはずよね。もう二度としないって」

蒼葉は涙ぐみながら謝罪しました。典子は深く考え込んだ後、決意を固めたように言いました。

「分かったわ。前回の動画を見直す時間ね」

蒼葉は驚いて顔を上げました。典子は続けます。

「でも今回は違うわ。この動画、私たちだけのものじゃなくなるわ」

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