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三河国一宮・砥鹿神社を探訪:奥宮の神秘と本宮山の絶景

愛知県にある三河国一宮・砥鹿神社は、奥宮と里宮を合わせて砥鹿神社と言いますが、どちらも異なる雰囲気がありすごく魅力的でした。
合わせて、奥宮がある本宮山の山頂にも登って来たので、歴史を振り返りつつその魅力をご紹介していきたいと思います。

砥鹿神社・奥宮

奥宮の鳥居、朱色が緑に映える美しいです

砥鹿神社の奥宮が鎮座する本宮山(ほんぐうさん)は、愛知県豊川市と新城市にまたがる標高789メートルの山で、古くから霊峰として信仰の対象となっています。

山頂からは三河湾や遠州灘を一望できるため、ハイキングや登山の名所としても知られています。


駐車場から雰囲気の良い山道を歩きます

山頂への登拝は、信仰の試練としての意味合いもあり、険しい山道を通じて神域へと足を運ぶことで、精神的な浄化や霊的な力を得ると信じられています。

奥宮への参拝は、砥鹿神社の信仰の中でも特に重要な行為とされています。

特に元旦や重要な祭日には、多くの参拝者がこの山道を登り、1年の無事や家族の健康、商売繁盛を祈願します。

本宮山山頂


参拝した日は夏でしたがそれでもたくさんの登山者も参拝していました。

本宮山の山頂に向かいます

本宮山のハイキングコースは、初心者から中級者向けのコースが整備されています。

空気が澄んでる冬に来るとさらに美しい景色が見れます

一般的に使われるルートは、砥鹿神社の里宮近くの登山口から奥宮までの道を辿るコースで、所要時間は約2〜3時間です。
このコースは、山道が適度に整備されているため、比較的歩きやすく、森林浴を楽しみながら登ることができます。

麓の里宮に向かいます

鳥居から境内に向かう道は歴史を感じさせます

砥鹿神社の創建時期は定かではありませんが、奈良時代や平安時代には既に地域の信仰の中心として存在していたとされています。
古代日本において、国土を守護する神としての大己貴命の信仰は、特に農業を基盤とする社会において重要な意味を持っていました。


主祭神の大己貴尊は国土の守護や農業や医療の神として信仰されています

中世に入ると、砥鹿神社はさらにその地位を強固なものとし、三河国一宮としての役割を担うようになります。多くの武将や領主たちからの崇敬を受け、境内の整備が進められました


この絵馬が目を惹きますね

近代に入ると、砥鹿神社は地域の文化財として保護され、現在も多くの人々に信仰されています。

特に、春と秋には例祭が行われ、地域全体が神社を中心に盛り上がる伝統が今なお続いています。

まとめ


奥宮と里宮を両方参拝して思ったことはとても整備が行き届き地元の人に大事にされてる神社だと感じました。

どちらの社殿も、厳かな雰囲気が漂いこの地の信仰の中心としての印象が強く残りました。

本宮山はサイクリング、登山両方の用途で登ることができるので運動しながら登るのも楽しいかもしれません。
良かったら訪れてみてくださいね。


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