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市街化調整区域に家を建てた話
田舎の雪国に義両親と同居生活をしていました。
いろいろありまして、完全同居から敷地内同居になることになりました。
敷地内と言え、わが家があるのは市街化調整区域。簡単に家を建てることはできません。。。
市街化調整区域とは
市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)とは、都市計画法(第7条第3項)に基づき、都市計画区域について、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため必要があるときに定める区域区分のうち、市街化を抑制すべき区域として定める区域である。
ざっくりいうと、簡単に家やお店などの店舗を建てて無秩序に市街化してはいけないところです。
市街化調整区域に家を建てるには
我が家の行ったことは、まず宅地への変更(農地変更)
そのうえで、分家申請をしました。
分家住宅として土地を分筆して家を建てました。
※ほかの方法もあるようですが、それは詳しく知らないので、ネットで調べたらいろいろ出てくると思います。
なお、これらのことは、建てるハウスメーカーの営業さんがいろいろ教えてくれました。
実際には土地家屋調査士さんがもろもろやってくれるのですが、役所に手続きをしたり、親世帯まで連れて各申請をしなければならないところはありました。
申請が下りて家を建てられるまでの期間
我が家の場合は農地転用、分家申請まで6か月の期間を要しました。
これは、かなりスピーディに行ったほうです。もっと時間がかかるものが多いみたいです。
特に、農地転用は年レベルで時間がかかるのが普通のようです。
実際は家が建ってから宅地に変更になるので、内部許可が下りるのにということに時間がかかるようです。
では、なぜうちが早く申請が通ったのか。(うちは2週間で宅地変更の内部許可が下りたと聞いています。)
これは、営業の方や、土地家屋調査士の方のニュアンスから汲み取った私なりの理解ですが。
・農地が家を建てようとしている部分の全部ではなく一部だった。
・50年以上も前から農地のところ(家を建てようとしているところ)に小屋がたっていて、それを行政のほうでも把握していて農地として利用していないことは理解されていた。
・義父が農業従事者で、農業委員会とのつながりもあった(効いているかは不明。ただ、話はスムーズに言った模様)
まあ、それでも半年ですのでだいぶ時間がかかるなという認識です。
土地のコストは?
土地はまあ、自分の家の土地ですので土地代はゼロです。生前分与もなし(だった気がする・・・)
で、分家申請して土地を分筆するのにざっくり150万円ほどかかりました。
土地はゼロですが、手続きにそれくらいかかりました。
田舎なので、土地は安いけど・・・
※今から5年ほど前の話です。
敷地内同居の感想
かなりいいです。
完全同居経験しているのでそこの自由は確保され、
子育てにおいてはあまり頼ることはないけれど、少しだけ見ていてもらいたい時などにお願いできる人がいて
適度な距離で接することができるので、私のイライラもだいぶなくなりました。前は家の片付けができなかったり、ものにあふれていたりでしたが、今は何も思いません。
そして、お嫁さんの嫌なお盆・年末年始の帰省もなし。(毎日顔は合わせているので)
人間関係 適度な距離って大事だなって感じています。