【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ⑧
「種は“心の冷凍庫”にしまっているから、取り出すと鮮明に記憶がよみがえっちゃって正直書く事を苦しいなって思う事もあるの。でもね、花が開いた時にやっとその抱えていた思いを手放す事ができるような気がするんだ」
目尻から伸びる皺の数が、ひかりさんの優しさそのもののように感じた。
「私……」
「種は“心の冷凍庫”にしまっているから、取り出すと鮮明に記憶がよみがえっちゃって正直書く事を苦しいなって思う事もあるの。でもね、花が開いた時にやっとその抱えていた思いを手放す事ができるような気がするんだ」
目尻から伸びる皺の数が、ひかりさんの優しさそのもののように感じた。
「私……」