「二十五、二十一」のトンネルから抜け出せない話(なぜこんなにも‟エモい”のか①)
唐突な自分語りになるが、私の韓国ドラマにおける最推し作は『二十五、二十一』(2022年)だ。
エンタメという視点では『彼女はキレイだった』や『ユミの細胞たち』、『怪物』や『秘密の森』なども捨てがたいが、最終回視聴後1週間も余韻が続き、1つ1つのシーンを思い出すたび、また、OSTのメロディを聞くたび、パブロフの犬のように無条件に涙があふれてくるという体験をしたのは、日本ドラマにおける個人的最推し作『Nのために』(2014年)以来である。
見終わった直後の私なら、たぶん