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この国の縮図 障害者グループホーム4


話は市の相談員の方や面識のあった管理者の方などの協力もありスムーズに進んだ

K君はもう一度仕切り直し、、

新たに僕らの町で新しいグループホームに入居し生活が始まった

グルームホームは平屋の借家型といえばわかりやすい、事務所が1棟、居住棟が2棟、4人入居で満室なので一棟に2人で暮らします

一緒の部屋の方とうまく馴染めるか心配だ

我々家族も体験入居から引越しと何度か訪問、他の入居者の方とも挨拶をし同じ棟の方とも話をしました

K君より若い方でグループホームの母体が経営している作業所で働きながらグループホームで暮らしている方でした

至って普通な方にみえましたがここに入ってる方なので何らかの理由はもちろんある

ただ、今のところK君の船出は順調

何より僕らと距離が近いという事は非常に助かる、身内とはいえ物理的に遠いと体力的に厳しい時も精神的に辛くなる時もある

やはりお互いが心身ともに健康的でなければぅ上手くいかない

K君は新しいグループホームに入居後、グループホームの母体が運営している作業所のひとつであるB型作業所に行く事を決めました

自転車ですぐ行ける小さな町工場で生地を縫い出荷する軽作業

K君の苦手分野ではあるけれど、A型作業所の説明を聞くとまだB型の方が可能性はある気がして、K君と話をして決断に至った

長続きして慣れて、自信がつけばA型に変わる事も出来るみたいだし、、

しかしながら、またまた予想外な展開に巻き込まれる

入居して1ヶ月が過ぎた頃にK君の入居の決断にも貢献して頂いた管理者の方が退職された

それに伴いその管理者の方を慕っていた世話人さんも2人辞めていきました

"またかよーー"

理由は全くわからないがグループホームというのは隣町の所もそうだったが人の入れ替わりが激しい

それくらい過酷な仕事だし理想と現実のギャップや現場と運営の溝みたいなものがあるのかなぁと想像する

そして、、その時期からK君の様子がおかしくなっていくのでした


続く

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