移住してみて 四角いフライパン
四角いフライパンが最近のお気に入り。
茹でるも、炒めるも、焼き目をつけるも、魚の切り身を焼くも、味噌汁も、全てこれでこなしている。万能選手だ。
何でこんなに気に入ってるのかと思ったら、自分で選んだからだった。
選んでもらった物、買って貰った物、連れて行ってもらった所、
サプライズ、それはそれで嬉しいに決まってる。
だけど
我が家、オットット(=夫)の選択は、時にトンチンカンだったり、
本当はこっちの方が良かったんだけどな、がある。
ここが違うんだよね、この小さな差が使い勝手が違うのよ、とか、
テンションが上がらないのよ、などと
心の声が喋る。
その点、自分が選んだ物や場所は、ここが違ったなと思っても
納得する。いい様に考える。
自分の選択は間違いも不便も諦めてなるべく明るく解釈する。
人って、便利、快適も大切だけど、
そこにポンッと放り込まれるだけじゃ足りなくて
生きて行くには
自分が決めてる感が欲しいんだと思う。
そう考えると、こちらに来てから、私は、今、あんまり、思いの外、生きてないっぽい。
と、思ってしまう。
これ、どうやって克服していくか
楽しみにしよう。
注釈
オットットが決めたことは、センスが悪くない。結果オーライとなる。
それはそれで悔しい。