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スモールビジネスの教科書をDIY音楽家やアーティスト向けに咀嚼してみる【概要ビジネス編】

こんにちは。前回個人事業のはじめ方を読んだ記事を投稿しましたが、今回はスモールビジネスの教科書を読んだ内容をまとめた記事を書いてみようと思います。こちらの書籍も非常に面白く、感動いたしました。


スモールビジネスに向いているビジネスの基本条件

・課題自体に多くの人が気付きづらい

音楽でビジネスをと考えるときにいつも必ず通るところかなと個人的に思うのですが、どのような課題であれば音楽的な要素で解決できるのか、常に考える必要のあるところではないでしょうか。

将来への付加価値、のようなニュアンスの課題が音楽とマッチするものは多いのかなと個人的には思っているのですが、音楽をやってみたい方向けに行われる音楽レッスン、クリエイター教室やコミュニティ、日常に興奮をもたらしてくれるアーティストエンターテイナー、音楽事務所が探している時代を予測した新進気鋭のクリエイター、商品をPRしたい広告を引き立てるCM音楽(映画音楽、劇伴なども)、ダンスを踊りたい人をさらにカッコよく見せられる音楽、少し弾いただけで聴く人の心を魅了できる音色を奏でる演奏家などが、音楽ビジネスの中心にいるような気がしています。

今、自分だけが気づいている音楽で解決できる課題があれば、へこたれずにそれに徹することが、長い目で見た時のスモールビジネスでの成功になり得るのかもしれません。気づくためには、音楽を用いながら資本主義社会に対して、トライ&エラーを繰り返し続けるしかないかもしれません。

そのほかにスモールビジネスに向いているものとして、
・自分の趣味経験があるからこそできること
・属人性があること
・称賛されないこと
・すでに類似サービスに金を払っている市場が存在すること
などが挙げられていました。

賞賛されないが属人性のある音楽的な仕事ってもう、有名とまでは行かないが実力のある音楽プロデューサーとかじゃないか?と個人的には思いました。笑
ただ、サービス?とまでは行かないというか、非常に属人的な物ですよね、、

製作陣がいなくてもAIが完全に最高レベルの音楽を作れるようになれば、本当に仕事はなくなり、タレント的なエンターテイメント商売しか残らなさそう。そのときにはもう完全に、作れる人ではなく、マーケティングできる人が音楽プロデューサーを名乗るのかもしれません。

ビジネスモデルは重要ではない

安定企業、ベンチャー企業、ベンチャー勤務、プロフェッショナルファームなどにもさまざまな良さがあり、どのようなものが自分に合っているのか精査するのが大切だそうです。

チームを組んで行動していく際には、うっすらとそのチームがどんな組織なのかなどを考えてみるのも一つの手段なのかもしれません。今僕や皆さんが関わっているチームは、どのような側面が強いでしょうか。みんな違ってみんないいというのは間違いないですよね。

スモールビジネスの戦略の立て方を活用する

・自分の経験を振り返り、探査領域を決める。

趣味、仕事、ネットワーク、専門知識、能力などから、事業領域を絞る、とありました。趣味でもそこから絞っていけるんですね。それに驚きました。ただ少し専門的にリサーチしていかねばいけません。。どこまで音楽的な活動に役立てていけるのか、不透明なところもありますが、以下にまとめてみました。

・探査領域において儲かっている企業を発見し、儲かっている手法を知る

探し方1:IR
上場企業の投資家用に財務情報の詳細から今後の方針までを開示しており、義務となっています。売上規模、利益率とその額、コスト構造、そして変動要因は要確認だそうです。まだ僕は実際に調べてみてはいません。。

探し方2:非上場企業の決算情報
主に純利益、利益余剰金を見ることで、その事業領域がいいのか悪いのか、判別することができるそうです。

探し方3:投資情報
ベンチャー投資情報は危ういが、大規模な投資の裏には必ず根拠となる数値があり、大規模な投資がどこに行われているのか、というのを探すのも一つの手段だそうですね。

探し方4:企業によるリリース
企業が自ら発信している営業資料やウェブサイトなどからも得られるものはあるようです。ただし誇張されているため、正確に判断するのは難しいとありました。

探し方5:業界誌
業界誌は外してはいけない要素ではないでしょうか。国内向け、海外、いろいろとありますので、探してみていただくのがいいかもしれません。

Music Ally (海外版だとNewsも読めますが、日本版Music Ally Japanは審査制のメルマガ登録が必要です)

Billboardも非常に有名ですよね。

僕も全く詳しいわけではないので、もっと探していきたいなと思いつつ、以上の二つを一旦あげさせていただきます。

kバーニングニーズの発見

それは課題の解決なのか、欲望の実現なのかということだそうです。

・売れているサービスの着火点を辿る
〜のみが持っているニーズ、少数の人間のみが持っているニーズにこそ、着火点あるみたいですね、、確かにそんな気がします。

・ペルソナに憑依する、セグメント分析。
軸がニーズを区分しない顧客セグメント分析は誤っているようです。例えば、年齢や性別などです。また軸が外部から観測不能なものも誤りで、外交的な人、なども少し違うようです。

具体的にはインスタグラムに旅の写真を高頻度で載せている、や、30代後半で結婚して子育て中のシングルパパ、などでしょうか。

大手からすると特化する必要がない、奇妙なニーズを探すのが、スモールビジネスの何よりもポイントなんですね、、!あとは検証していきましょうとあります。

避けたい顧客セグメント

ちなみに、こんな人は避けるべき、ともありました。

金払いが悪く要求が多い、ノービジョンサラリーマン、高参入障壁セグメント、コストが叩かれ続けている業界、多くの人の目に触れる業界。

選びたい顧客セグメント

反対に選びたいセグメントも挙げられていました。

顧客自体が成長している、投資意欲が旺盛である、利益率が定常的に高い、新規参入の人気がない。

無意味な業界慣習

会社や業界は一つの村であり、集団になると必ず序列が発生し、合理性のない掟が存在します。新規参入者はここを狙え、とありました。

ひとりビジネスの教科書では、大きなところと喧嘩をするのはよくない、喧嘩をしたら皆消えていったとあったので、難しいところかもしれませんが、会社や業界を殺すのはいつも社内事情、業界慣習である、と書かれていました。

成功企業の儲かる手法を改変しマイナーチェンジコピー品を創出する。

より実践的なビジネスを成功させるポイントについてです。

・対象セグメントを絞り、局所的に競争力を高める
・提供サービス・機能を絞り価格を下げる
・サプライヤーを変更し価格を下げる
・マーケティング軽視業界でマーケティングを最適化する

覚えておきたいなと思います!

検討方法

・一方通行ではなく回転させる
事業領域やセグメントを適宜見直すとありました。相手から見てどうか、自分の思い通りに無意識にいくと思い込んでいないか、などを検討していくのはきっと大事ですね。

・提案書から始める
顧客の課題とそれが深刻である理由、顧客が課題解決のために現在購入している商品・サービス、顧客の課題が解決されていない理由、あなたが提供する商品やサービス、なぜあなたは未解決の課題を解決できると主張できるのか、売値は競合商品として妥当か
をそれぞれしっかりと提案できるかどうかも一つの指標になるようです。

大変で難しい、、、笑




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