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『本質』シリーズその2『介護福祉士・社会福祉士の本質』
こんにちは😃
春が待ち遠しいぽんニャンです🫡
さて、今回はその社会福祉士と介護福祉士の本質について、考察したいと思います。
社会福祉士と介護福祉士には、倫理綱領と行動規範が定められています。端的に言って、本質はここにあると言っていいでしょう。
社会福祉士倫理綱領・行動規範
日本介護福祉士会倫理綱領・行動規範
私が「本質的問題」にしているのは「視点」です。
ミクロ・メゾ・マクロ。それぞれの視点が倫理綱領と行動規範に書かれているということです。
クライエントに関すること、組織・他職種・関係協力先に働きかけること。
そして私が何よりも重視したいのが「社会に働きかける」こと。
つまり、マクロ視点です。
社会に働きかけるとは、どういうことでしょうか?
それを知るには、私達は国が決めた法律のもとで働いているということを理解することが肝要だと思います。
当たり前と思われるでしょうが、大事なことです。
Facebookで、岐阜協立大学の高木博史教授と繋がらせていただきました。
高木さんは、共著で出版された本『いま、ソーシャルワークに問う』の中で、政治にアプローチすることの必要性と、実行するソーシャルワーカーの少なさについて書いています。
他にもいろいろな話が書かれていて、「ソーシャルワーカーとは何か」を問う内容になっていますので、ぜひお読みください。
私が目指すソーシャルワーカー像がそこにあり、共感するものです。
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国はなんでもできちゃいますし、私達は国が決めたルールのもとに生活しています。
例えば、私達は横断歩道で赤信号で止まり、青信号で渡りますよね。
これ、道路交通法で定められています。
道路交通法って誰が決めるんですか?
国ですよね。
つまり、国が社会のルールを決めている。
じゃあ社会変革を目指す人は、国にアプローチするのが本当じゃないでしょうか。
社会変革を目指す人って誰ですか?
私達ですよね。
そして、私達の業界の環境も、国がルール作りしてるってことです。
人員配置基準、介護保険でできること、報酬など。
これ、「国が決めたから」と諦めますか?
社会変革ってなんでした?
常識にとらわれないのではないですか?
今、日本は30年の不況に喘いでいます。
2019年までの25年間で所得の中央値131万円下落。
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2019年の国民生活基礎調査では、生活が苦しいと答えた世帯が50パーセント以上。
10代〜30代、死因の一位が自殺。
池袋の炊き出しには老若男女(子連れも)300人以上が並ぶ。
社会って壊れてませんか?
人々の可処分所得が減る中、税金・社会保険料・実費負担がどんどん上がっています。
そんななか、実費負担サービスって、どんどん増えてませんか?
社会を取り巻く環境も変わっています。平和国家、平和憲法すら危うい状況です。
沖縄では辺野古基地着手しちゃいました。
浦添の海岸埋め立てもパブコメ募集してました(私は反対表明してます)
あちこちにメガソーラー増えてますよね。
日本中至る所、自然災害復旧終わってません。
人々の暮らし、生活環境、自然環境がどんどん悪化していく社会。
そこにアプローチして社会変革をもたらすのが、私達の仕事だと思います。
介護福祉士もです。行動規範には「社会に働きかける」と言う言葉が載っています。
じゃあ、社会に働きかけるといっても、どんなところからアプローチすれば良いの?
それは次回書きたいと思います。