こんな気持ち
朝のような、夕方のような気持ち。
毎秒変わる空の色みたいに、
毎秒違う風の感触みたいに、
うつろっていく。
そんな感じ。
ひとりだけど、満たされている。
あぁ。朝みたいで、夕方みたい。
暗い夜が明けたようで、眩しい昼がやってきそう。
眩しい昼が終わりそうで、静かな夜がつつみこんでくれそう。
満たされているひとりには、孤独はやってこない。
満たされていないひとりには、孤独がやってくる。
満たされない大人数にも、孤独がやってくる。
満たされている大人数には、、あまり出会ったことがない。
今はそう思う。
やっと。やっとだ。
でもこの気持ちも、朝みたいに、夕方みたいに、きっと過ぎていく。
でも、暗くて深い夜の過ごし方を知っている。
眩しすぎる昼の過ごし方を知っている。
いや、やっぱり、知っているようで知らない。
ひとりのなかに休んで。
愛のなかに休んで。