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エピソードの作り方:就職試験の事前課題
【頑張っていること】
私が5年間で最も力を入れて頑張っていることは部活のハンドボールです。私は5年間休まず部活を続けてきました。私が1、2年の時は全国大会で2年連続で3位になりました。しかし、一昨年、昨年と中国大会の予選で負けています。昨年はレギュラーだったので、非常にくやしい思いをしました。私のポジションはキーパーなので、声を大きく出し、チームを盛り上げて今年こそ全国大会へ出場するために毎日練習を頑張っています。
人柄が表現できている。頑張っていることが具体的に伝わっているかどうかが問題だ。
「しかし、」で強調されるのが「くやしい思い」ではなく、「負けてい」ることになっている。
つまり、エピソードがないと自己PRのポイントがはっきりしないのである。
そこで、具体例をエピソードで書き、修正する
【頑張っていること】改訂版
私が5年間で最も力を入れて頑張っていることは部活のハンドボールです。
私のポジションはキーパーです。相手の得点を阻止する最終的なポジションです。ハンドボールでは相手選手がゴールエリアの内側に飛び込んでシュートしてくるので、キーパーは至近距離から猛スピードで飛んでくるボールを止めなくてはなりません。私はハンドボールから、反射神経と恐怖に打ち勝つ勇気を得たと思っています。
私は5年間休まず部活を続けてきました。続けられた一番の理由はキーパーがいないと練習が十分にできないという私の責任感だと思います。毎日、休まずに部活に出ることでコートプレーヤーたちと信頼関係を築くことができました。ゴールは広く、キーパー一人だけでは到底守りきれません。コートプレーヤーのディフェンスがなければ、失点を抑えることはできないのです。キーパーとコートプレーヤーのコンビネーションは信頼関係がなければ成立しないものなのです。私は責任感を強く持つことで、仲間を信頼し、仲間から信頼されるようになりました。
見やすいようにパラグラフ間に空行を入れている。
第2、第3パラグラフでは、先頭に「やってきたこと」、末尾に「それで得たこと」を書いている。
「キーパー」の説明を書いているだけのようだが、それを自己PRに結びつけている。
「ストーリーテリング」ではない「エピソード」の例として挙げている。