取手全日本選抜競輪、初日二日目の感想
特別競輪は車券的には難しい。わかっていた事だが改めて感じさせる結果が続いている。2車単1000円未満配当で決まったのが全24レース中3レースしかないのだから、如何に本線ラインが警戒されて思い通りの仕掛けができていない事の現れであろう。
また、今開催は落車・失格が多い。落車10件、失格5件は厳しい気候条件を差し引いても流石に多すぎだろう。ただ、2センター付近での落車は園田選手や武藤選手等調子の良さそうな選手が小さい牽制で落車しており、こちら側から分からない走りにくさがバンク内にあるのかもしれない。
一番残念だったのは地元でSSの吉田拓矢選手が敗退したことだ。完全にプレッシャーに負けて競走が小さくなった結果だ。直前の奈良記念のデキは良かっただけに勿体無かった。
SSの9人は好不調の差がハッキリと出ている。前述の吉田拓矢選手は気持ちの部分だと思うが、清水裕友選手もイマイチで敗退。守澤太志選手に至っては落車・失格で戻し途中の調子もまた振出に戻る予感だ。宿口陽一選手は少し恵まれた感あるものの復調気配。スタールビー賞の5名は8割方この中から優勝者が出るであろう気配で素晴らしい。
3日目以降は天候回復傾向なので、力勝負のスピードレースが見られる事だろう。