絵本紹介『ネズミのミーナ』
書名:ネズミのミーナ
著者:マシュー・フォーサイス(文と絵)、青山南(訳)
出版社:化学同人
ミーナはネズミ。
本を読むことが大好きで、他のことは全く目に入りません。おとうさんは、外の世界からへんなものを持ち帰って、ミーナの気を引こうとがんばります。
でも、だめ。
今日も、帰って来たおとうさんが言いました。
「おもしろいものを つれてきたぞ!」
まず、表紙のかわいらしさ、配色の美しさが目を引きます。A4サイズなので、少し大きく感じるかもしれませんが、マシューさんの絵を味わうには、ぴったりのサイズではないでしょうか。
ふしぎなタッチで、細部まで何度でもじっくり眺めたくなります。
しばらく、おとうさんとミーナの微笑ましいやりとりが続きますが、物語が進むにつれ予想外の展開に笑いが込み上げてきました。きっと、翻訳をされた青山さんの持ち味なのでしょう。
かわいらしい絵に、味のあるストーリー展開。ぜひ、読み聞かせで紹介したいな。
また一つ、すてきなご縁をいただきました。
ありがとうございます。