「話がかみ合わない」の正体(ギフテッド)
こんにちは~ よく「ギフテッドが周囲と話がかみ合わないのは、IQが高いから」「IQが20ズレると話が通じない」といった意見がありますが、僕はIQが高くても相手に合わせて話をすることはできる、と思っていて、話がかみ合わない状態は解消できると思っています。前回記事で書いたように「相手を理解する姿勢」が大事ですが、この記事では話がかみ合わない理由について書きたいと思います
「話がかみ合わない」の正体
この理由は2つあって
①語彙力
②視座
です
語彙力のズレ
たとえば学力のある両親のもとに生まれると
親とのコミュニケーションを通じて
言語能力(学力)を受け継ぎます
そしてそのまま進学校に進むと
周囲も学力のある人たちになり
平均的な人たちと
会話で使う言葉のレベルがズレていき
またそのズレに気付かないため
社会に出てから苦労する場合がでてきます
知的好奇心が強いギフテッドは
同年代と「語彙力」がズレてしまいがちで
自分が普通と思っているがゆえに
どこがどうズレているかが分からないところが
苦労するポイントですね
周囲のことを理解するよう努力し
ズレが生じている理由が分かれば
ギャップを埋めることはできると思います
視座のズレ
有名な例えでレンガ積みがありますが
①レンガを積んでいる
②教会を建てている
③キリスト教を広めて多くの人を救済する
同じことをしているにもかかわらず
自分が何をしているかの捉え方がズレていて
ステージがズレると話がかみ合わなくなります
ギフテッドが周囲とコミュニケーションを取るには
①相手の語彙力
②相手の視座(ステージ)
を知ることが大事です
語彙力に関しては
小学生にも伝わる言葉・表現を意識していくと
誰相手でもコミュニケーションを取れるようになります
視座に関しては
相手の視座の低さを責めたり
見下したりしないことが大事ですね
たとえば オンラインゲームで
下手くそなプレーヤーがいたとしても
プレーが下手=人間としてダメ
ではないですよね
ギフテッドが何かしら得意なことがあったとして
その分野に関して同じようにできない人を
攻撃することは いい結果を生みません
視座の低い人であったとしても
何か別の部分で得意なことがあったりするので
どっちが上とか下とか考えず
相手を尊重できるといいと思います
距離を置いた方がいい人たち
こうしたコミュニケーションを身につけることで
周囲から浮きにくくなりますが
距離を置いた方がいい人がいます
「どうしてそう思うの?」という質問に対して
「みんな言っているから」
「○○が言ってたから」
(上司は〇、芸能人・TVは×)
と返答するタイプです
自分で思考することを放棄しているタイプなので
ギフテッドと相性が良くありません
アサーションも通用しにくいので
「あ そういう人ね」で
深くかかわらない方がいいです
周囲に合わせられずに悩んでいる人に
伝えたいのは
「このタイプの人に合わせられなかったとしても
あなたの責任ではない」
ということです
職場がこういう人たちばかりで
浮いてしまっているのだとしたら
職場が合っていないということなので
転職や異動を願い出た方がいいと思います
まとめ
原因が語彙力であれ 視座であれ
話がかみ合わないこととIQの高低は
必ずしも関係がありません
相関はあるが努力次第で覆せる程度のものです
低IQ者を見下したり
視座の低いものを責めたり するのではなく
相手を理解・尊重していきましょう
受け入れられることが増えれば
きっと自己肯定感も高まっていきますよ
今回はここまで
ではまた!