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ドラッグストアよりもスーパーの方が労働条件がいいのに人が集まらない
こんにちは~ 今回は『(大手)スーパーの労働条件が改善されている』ことについて記事にしてみたいと思います。労働条件が良くなっているのに応募が少ないことに危機感を持っているため、『穴場』の就職先としてスーパーを選択肢に加えてもらいたい想いで記事を書きます。本記事では就職先としてドラッグストアと比較した場合のメリットとともに、抱えている問題点についても書いていきます。
ドラッグストアに就職するのは止めとけ!
ドラッグストアが就職先として人気がある理由は
比較的簡単に取得できる
登録販売者の資格があれば就職できて
医薬品を扱う知的で格好よく見える仕事であり
またコスメなどのときめく商品を販売する
お洒落な仕事という『いいイメージ』があるからです
ただ
こうしたイメージがいい業界は
採用に困らないため
従業員使い捨て経営モデルが成立し
就業環境は劣悪になりがちです
実際にドラッグストアからスーパーに転職した人は
ドラッグストアには戻りたくないと言う人が多い一方で
なぜかスーパーには
ドラッグストアに憧れを持つ人がいて
転職して失敗する人が後を絶ちません
ドラッグストアの行く先はかなり
暗雲が立ち込めていますから
就職先としてお勧めしません
最近、ドラッグストアにも
来店客数を増やすため
生鮮食品を置くようになっていますが
ドラッグストアの人たちはなぜか
医薬品販売資格を持っている自分達の方が
スーパーで働いている人より格上という
意識があるため
生鮮食品を扱うには
産地管理・鮮度管理のスキルが必要であることを
理解せずに導入してしまっているため
お肉を常温で陳列するようなレベルの従業員に
生鮮商品を扱わせている結果
大量の廃棄商品を出して
利益を消し飛ばしている状況ですから
給与水準も低くなっています
スーパーとドラッグストアの給与の比較
僕の勤めているスーパーでの
転勤ありの家賃補助ありのコースで
残業時間がゼロの場合の
家賃補助も含めた実質年収と
一般的なドラッグストアの年収を
比較してみます
ドラッグストア入社時:300万円
スーパー 入社時:350万円
ドラッグストア 店長:430万円
スーパー 部門担当:450万円
ドラッグストアエリアマネージャー:500万円
スーパー 部門主任:550万円
薬剤師 :600万円
スーパー 副店長:650万円
だいたいこんな感じです
昇進と学歴は一切関係ないため
高卒でも副店長以上になれば
大学に6年通った薬剤師以上の収入になりますから
経済的な理由で大学に進めない人や
僕のようにドロップアウトから再起する場合に
かなりおススメです
その一方で
大手スーパーのデメリット?
も伝えておきます
これはデメリットと受け取るかはその人次第で
人によってはメリットになります
①昇任試験に筆記試験が課せられる
学歴は要らないと言っても
昇任するためには勉強能力が必要です
特に勉強が苦手だった人たちの
雇用の受け皿になりがちなのに
そうした人たちは読解力が不足気味で
大量の課題図書の前に途方に暮れる人が多いです
勉強が苦手な人はしんどいかもしれません
②コンプライアンス意識が高すぎる
良く言えば教育体制がしっかりしているのですが
何か法改正などがあるたびに
様々な教育ビデオの視聴を課せられます
しかも毎回ほぼ全員が対象です
ビデオ視聴や研修などが
通常の業務に追加されるにもかかわらず
サービス残業禁止(したら懲戒処分)
かつ残業時間削減を求められるため
時間当たりの仕事量が多くなります
サービス残業依存の経営モデルの終焉は近い
お客さまにとってイメージいいスーパーは
従業員のサービス残業・長時間労働・低賃金で
価格の安さを実現していることが多いです
お客様にとっていいスーパーは
従業員にとってはキツイということですね
こうしたスーパーは
会社役員が一族のメンバーで占められている
(企業ではなく)家業であることが多いです
逆に従業員を大切にする会社は
従業員のモラルも高くなりやすく
お客さまにも気持ちのいい対応をする人の
割合が高くなりますが
必然的に商品価格は高くなりがちです
どちらがいいスーパーなんでしょうかね、、、
サービス残業に依存した経営のリスク
について書いていきます
というのも僕の勤めている会社でも
サービス残業禁止という方向に進んでいるものの
一部の店舗などはサービス残業ありきで
運営されているようです
そうした店舗や部署の性質として問題なのは
『仕事を工夫して効率的に業務をこなす意識がなくなる』ことです
サービス残業無制限=人件費無料になると
人海戦術に頼った運営になってしまい
IT技術などの導入による業務改善などが
進まなくなります
こうした会社が非常に多いのです
つまり
小売業=ブラックというイメージの真実
とは
業務を工夫して時間内に終わらせる意識がないから
長時間労働になっている
ということなのです
頭を働かせて働けば
かなりホワイトな働き方ができる
のです
僕が店舗で働いていた時は
年末年始を含む月度でも
月間残業時間は6時間程度でした
人員が多かったわけでもなくて
パワハラに耐えて生き残ったのが僕だけで
メンバーは新人だけでしたし
年末年始に商品部メンバーが巡回に来たときは
唯一の出勤者である僕がレジ応援に入っていたため
(ワンオペならぬ)ゼロオペ状態で驚愕されたほどです
少し話が逸れましたが
サービス残業依存の経営は
業務改善意識の低下をもたらし
従業員の成長を抑止することになり
短期的には利益を出せても
ズルズルと業績は後退していきます
従業員重視と従業員軽視の
スーパーの差を一覧にまとめると
![](https://assets.st-note.com/img/1735122655-oSAk3dhV4EgqTxN7yfp9G0uz.png)
こんな風になります
まとめ
小売業は就職先として
若者には人気がありませんが
大手地方スーパーの場合は
賃上げが進んできたたため
給与水準は『低収入』と呼べるほど悪くは
なくなってきていますし
働き方も10年前と比べて
格段にホワイトになってきています
ブラックな働き方になるのは
サービス残業に依存した体質で
業務改善意識が低い場合なので
頭を働かせて工夫すれば
ホワイトに働けるようになってきています
学歴が問われないなど
メリットもありますので
就職先の候補として入れてみてはどうでしょうか?
新卒採用だけでなく
中途採用を厚くしていくというのも
手かもしれませんが、、
今回はここまで
ではまた!
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