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周囲との協調=自分を殺している?~ギフテッドが持つ疑問~

僕は数年前まで上司や同僚たちと衝突しまくっていて、周囲に理解してもらえない苦しみを味わってきました。その一方で今は周囲と協調できるようになり、また周囲に受け入れられるようになって生きるのが楽になった反面、自分の独自性オリジナリティ自分らしさアイデンティティがなくなって、平凡な人間になっているように感じてもいます。そうした悩みに対する自分なりの答えを記事にしてみたいと思います。


ギフテッドが『受け入れてもらえない苦しみ』から抜けるには?

ギフテッドとして
IQが高い 高学歴 勉強ができる
何かの得意分野がある
といった特徴を持っていると

ついつい傲慢になってしまい
自分の考えを理解できないことを
相手の能力不足のせいにしがちです

僕は記事の中で繰り返し
『アサーション』すなわち
自分も相手も尊重するスタンス
を身につけることの大事さを語っていますが

『自分を理解してほしい』=『自分を尊重して!』
と要求する前に
『相手を理解しよう』=『相手を尊重しよう!』
という意識が必要なのです

相手のことを理解しようというスタンスで
人と接するようになると
相手も自分のことを理解しようとしてくれます

このスタンスの変更に成功すると
あれだけ周囲と衝突していたのが
信じられないくらいに
周囲に受け入れられ
人間関係が楽になります

その一方で

自分の独自性オリジナリティ
自分らしさアイデンティティがなくなって
平凡な人間になっている気がするという
新たな悩みが生まれてきます

そうした悩みを抱えている人に
届けたいことわざがあります

早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め

アフリカ起源と言われる諺ですね

会社などの組織で働いていると
会社の規模が大きくなればなるほど
個人技でどうにかなる領域は実は少なく

周囲と協調し
協力者を多く得られる方が
より大きな事を成し遂げられると
僕は考えています

自分を殺して
周囲と協調していては
それはできないと思うかもしれませんが

周囲と合わせているだけの人と
HSP気質のギフテッドには
明確な違いがあるのです

それは

奉仕精神(倫理観の奴隷であること)

です

共感能力が高い
HSP気質の強いタイプの
ギフテッドは

周囲が傷つくと
それ以上に自分が傷つくため

誰も傷つけないように
行動しようとします

けれども
みんなを守ろうとしているのに
意見が衝突し

結果的に周囲を傷つけ
そして自分自身もより深く傷つくという
負のスパイラルに陥って
心を病みやすくなります

ですがMTBIなどの心理テストなどを通して
自分と他者はそもそも考えや性格が
一致するものではないということに気付き

周囲を理解しようとするスイッチが入って
『アサーション』を身につけはじめると
突然周囲に受け入れられるようになります

すると
その高い倫理観・奉仕精神は
多くの人を惹きつけ
多くの協力者を生むことにつながり
大きなことを成す力となります

真のリーダーシップというのは
自分のために周囲を動かそうとする人ではなく
周囲のために自分が何ができるのかという人に
備わるものです

周囲と協調できるようになった
=自分を殺している ではなくて
より大きな力を発揮していく
次のステージに入っているのです

photo by ning li

個人技で無双するだけがギフテッドの生き方じゃない

もちろん特異な才能を発揮し
個人技で華々しい活躍をする
ギフテッドもいますが

組織の中で自分を活かす
生き方もあります

共感能力の高さと高い倫理観は
そうした生き方を支えてくれると思います

周囲との衝突がなくなり
没個性・平凡化しているような
気がしてきますが

新しい自分の活かし方を
見つけていきたいですね

今回はここまで
ではまた!

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St.M
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