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発達凸凹状態を抜け出した僕が考える『コミュニケーション力の定義と磨き方』
僕は親の育て方の影響で発達凸凹状態になり、コミュニケーション力が育たず、結果的にドロップアウトしましたが、そこから真摯に努力を続けた結果、コミュニケーション能力が向上し、『人の気持ちが分からない』『空気が読めない』状況はかなり減りました。この記事では僕の考える『コミュニケーション力の定義と磨き方』について書いていきたいと思います。
コミュニケーション力を磨くための前提となる気付き
まずコミュニケーション力を磨く前提となるのは
『自分と相手は違う考え方を持つことに気付く』
ことです
当たり前と言えば当たり前のことなのですが
コミュニケーション不良を起こしている人は
このことに気付いていないことが多いです
自分はこう考えるからみんなもそうだろうと考え
自分の考えが間違っている可能性を考えず
他者へ迷惑をかけたり
攻撃的になる場合があります
他者へ攻撃性がない場合でも
ネガティブな自分の考えに囚われて
(自分の考え方が歪んでいると気づかない)
苦しむパターンもあります
なぜ自分と他人が違う考え方をすることに気付かないのか?
もちろん発達凸凹であることが
原因にもなるのですが
親とのコミュニケーション不良が
原因になっていることがあります
子供との正しいコミュニケーションの取り方とは
子供の行動や考えに共感し 尊重した上で
親としての考えをきちんと伝えることです
感情的になって叱り飛ばすのではなく
叱られるような行動をしてしまう背景に共感しつつ
それがなぜダメなのか
ダメだとしたらどう行動するのが適切なのかを
きちんと伝えることが大事です
この体験を通して
自分の感じていること考えていることが
親(他人)と違うことがあることを
理解できるようになっていきます
また自分と似たような考え方をする人としか
付き合わないで育った結果
自分と違う考えを持つ人がいることに
気付かないケースもあります
このことに気付いていない状態だと
周囲とのコミュニケーション不良に陥ります
自分とは異なる考え方を持つ人と交流することで
人としての器が拡がり成長していくことができますが
コミュニケーション不良で
他者と交流できない状態だと
『他者がどのような考え方をするか分からない』
『人の気持ちが分からない』
『空気が読めない』
状態のまま大人になってしまいます
仕事をする場合には
同僚・先輩や上司とコミュニケーションをとり
教えを請う必要がでてきますが
ここで不具合があると
(仕事)能力を獲得していくことも困難になり
結果的にドロップアウトしてしまいます
では 僕の考える
コミュニケーション力の定義
とは何かというと
自分と他者は違うことに気付いた上で
①相手を尊重しようとする姿勢
②自分の気持ち・考えを言葉に変える能力
を身につけること
要するにアサーションです
以下の記事にて解説しています
こうした意識づけをすることが大事で
地道に地道に
自分の意識・考え方・行動を変えていくことで
コミュニケーション能力は上がっていきます
僕の場合はドロップアウトしてから
10年以上かかりました
では具体的な
コミュニケーション力の磨き方
とは何かを説明すると
ステップ1~一人でできること~
本やマンガを読んだり
ドラマ・映画などを視聴したりして
自分がこのキャラクターと同じ生い立ち・環境なら
この場面でどう感じるか?と
キャラクターになりきってみることです
キャラクターの感情は
セリフやしぐさ・言葉で表現されますので
こうした場面では人はこのように感じるのか
と自分の考えとのズレを理解できます
ステップ2~信頼できる人を見つけること~
自分の考え・行動がズレていた時に
フィードバックをくれる人との
付き合いを大切にすることです
それが福祉関係者の場合もあるでしょう
有意義なフィードバックをくれる人には
なかなか出会うことはできませんので
身近にいる場合は大切にしてください
人格否定を伴うフィードバックをする人とは
距離を置いた方がいいとは思いますが
ある程度耳に痛いことも言ってくれる人を大切にし
「でも」「だって」「自分はこういう人間だから」と
アドバイスを否定しないことが大事です
ここを乗り越えると次のステップで
ステップ3~人との交流を増やしていく~
人との交流を増やしていくと
「やらかし」も当然ありますが
相手に配慮しようという姿勢があれば
多少のやらかしは許してもらえます
自分の行動が相手を不快にしていないかを
常に省みること
できれば相手に尋ねて
フィードバックをもらうこと
自分が不快に感じたコミュニケーションを
反面教師にすること
こうした地道なトレーニングを積み重ねていくと
どこかのタイミングで突然人間関係が改善し始めます
そして
自分とは異なる考え方を持つ人と交流することで
人としての器が拡がり
新たな能力を獲得できるようになるので
成長が爆発的に加速するようになり
仕事能力なども劇的に改善していきます
僕は
『人の気持ちが分からない』
『空気が読めない』
状態のまま大人になってしまいましたが
10年以上かけて
自閉症スペクトラム状態を
抜けることができました
もちろん誰にでもできることではないでしょうが
長期的なスパンで努力していけば
多くの人は改善できると思います
次回に続く
長くなったので今回はここまでにしますが
次回は続編として
本記事内容を受けた友人の感想
を記事に書きたいと思います
ここまで読んで下さり
ありがとうございました
ではまた!
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