見出し画像

【深谷ねぎまつり2025】に行ってきた。

先週のことになりますが
【深谷ねぎまつり】
に行ってきた。

全国的にどのくらい知られているかは分からないけど
関東では深谷といえば、ねぎ
ねぎといえば、深谷というぐらい
深谷ねぎは有名。

そんな深谷で
一年に一度、深谷ねぎまつりが開催されている
と聞いて、ねぎ好きとしては一度行ってみたかった。

ねぎまつりの前日
都心でのイベントでもないから、普通に車で行くつもりで
交通アクセスを調べたところ

渋滞対策として
ねぎまつり会場の駐車場は全て予約制になり
しかも駐車券は全て売り切れているとのこと。

『はい、ねぎまつり終了しました』
と自分の中で早々に思ったけど、よく見たら
近くの道の駅から無料シャトルバスが出ているらしい。

なんとか無事に『じゃあ、ねぎまつり、再開します』
となり、とりあえず道の駅を目指した。

休日朝の関越自動車道は激混み
なんてのは、このへんでは幼稚園児でも知っているぐらいの常識なので
1時間半ぐらい余裕を持って朝7時に出発する。

しかしなぜか、今日は渋滞がどこにも無く
途中のサービスエリアでゆっくり朝ごはん食べても
1時間早い9時に、目的地の道の駅に到着してしまった。

深谷ねぎまつりは10時からだから
9時40分か、10時ちょうどに道の駅から出るシャトルバスに乗ればいいや
と思っていたので
しばらく車で休憩するか…?
と思っていたら
たくさんの人が何かに並んでいる。

何か美味しいモノでも売っているのかな…?
どれどれ…と思って先頭をみてみると
なんと、シャトルバス乗り場だった。

ざっと100人以上並んでいる
完全にねぎまつりを舐めていた。

急いでシャトルバス待ちの列に並ぶ。
でもキツいのはここからだった。

今ちょうど9時10分のバスが行ったみたいだから
次の9時40分、もし乗れなくてもさらに次の10時ちょうどのバスには乗れるだろう。

やっぱり余裕を持って家を出てきて良かった。
と思っていた…その時までは。

次の9時40分のバスが来た時に気付いたんだけど
来るバスは、大型の観光バスだが
1台しか来ない。

1台のバスに50人くらい乗れるが
バス待ちは100人以上いる。

これは…やばいかもしれん
しかもこの日は陽射しは暖かいけど
とにかく風が強くて、日陰にいるとものすごく寒い。

そのものすごく寒い中
9時40分のバスを見送り
10時ちょうどのバスを見送り
さすがに次の、10時35分のバスは乗れるだろう
と思ったら、まさかの
あと数人のところでバスがいっぱいに。

そして、まさかまさかの
10時55分のバスにやっと乗れた。

ねぎまつりに行くのに
2時間近く待った。

並んでいる間は
『これもう…スーパーでネギ買って家で焼いて食べた方が早いな…』
と思っていたけど

やっとバスに乗れて
体が冷え切っていたから
暖かいバス車内と、座席に座れたことで
とにかくホッとした。
『ああ…疲れた…バス暖かい…生き返った…』
と思ったけど

実は、ねぎまつりはまだこれから
ねぎまつり会場に着いてもいない
スタートラインは、まだ先だった。

まだ、ねぎの1本も食べていないのに
1100文字を超えた
意味が分からない
ねぎまつりとは、バスに乗ることなのか?

しかも
無料シャトルバスというからには
会場まで行くと思うでしょう?

ここでも、まさかの
シャトルバスが着いた場所から会場までは
徒歩12分、1キロくらいある。

でもここまで来て
諦める選択肢なんかないですから
歩きますよ
まわりが畑で、砂ぼこりが体にビシビシ打ち付ける
そんなところをテクテクと歩いて
やっと…やっと会場に着く。

でも体が冷え切っていたので
トイレ、トイレと駆け込むも
トイレも行列。
また並ぶのか…
と思っているが、そのへんでするわけにもいかない
仕方なく並んで、やっと自分の番になってきた頃に
掃除のおばちゃんが現れて
『トイレなら2階にもありますよ~』
いや…それ…早く言って。

そして、やっと、やっと、やっとで
深谷ねぎまつりの会場に着く。

公式ホームページにも
『深谷ねぎまつりに来たら絶対コレ!!』
と書いてある
【深谷カルソッツ】
を食べよう、とカルソッツ受付に行く。

もちろん、行列
もういまさら驚かない
『ですよね~』という感覚
むしろ行列が無かったら
『え!?行列ないの?』という境地に達している
でもカルソッツ受付の行列はドンドン進むので良かった。

良かったんだけど
カルソッツに付けるソースをもらうのにも
また行列。

しかもこの行列がまるで進まない。
なぜソースをもらうだけで…?
と思って並んでいたが
ソースをもらう番になって分かった。

ねぎに付けるソースが何種類かあるんだけど
もらう番になって初めて
なんのソースがあるのか
なんのソースにするのか
おすすめはロメスコソースです
ロメスコソースってなんですか?
ロメスコソースというのはスペインの~
というのをほぼ全員にやっているからだった。

もうちょっと上手いやり方がありそうだけど…
と思いつつ、おすすめのロメスコソースをもらって
やっとカルソッツができる。

カルソッツというのは
ねぎを直火で焼いて、皮をむいてそのまま焼き立てをかじりつく食べ物
なんだけど
さんざん、色々と、長々と待った後にやっと食べられた嬉しさからか
確かにねぎはとてもとても甘くて美味しかった。

みんなで焼くねぎ

ただ、焼き加減を見てくれる人がいないので
みんな『これでいいのかな?』と思いながら食べていたり
強風で、ソースを入れてもらった紙コップが吹っ飛んでいったりはしたけど…
ねぎは美味しかった。

その後は
色んな飲食店が、ねぎを使った料理を出しているテントスペースへ
そこで
深谷ねぎフライ(お好み焼きみたいなやつ)
深谷ねぎと本まぐろのねぎま鍋
深谷ねぎポークキーマカレーとカレースープ
ねぎちゃんこ
ねぎぶたクレープ
などを並びまくった分を取り返すように、食べまくる。

ねぎフライ、ポークキーマ、カレースープ、ちゃんこ
深谷ねぎと本まぐろのねぎま鍋
ねぎぶたクレープ

これが、どれもこれも美味しくて
あんなに並んだ甲斐があったと、少し思えるぐらい美味しかった。

特にポークキーマカレーはとても美味しくて
これを出していたカレー屋さんに今度行ってみようと思ったくらい。

そして、お土産に深谷ねぎを買って帰る
もちろん帰りもシャトルバス乗り場まで10分ちょっと歩いて
帰りのシャトルバスも並んで
2本のバスが行って、3本目のバスに乗れるかと思ったら
自分の前の人でちょうどバスがいっぱいになった。

ねぎと、ねぎ料理の数々は美味しかったけど
思い出の8割は並んだ記憶しかない。

もしまた行くのなら
会場の駐車券をゲットできるのが条件だろうな…

じゃないと
ディズニーランドばりに一日並ぶことを覚悟しないといけない。

それにしても
あんなに寒い風吹く中ずっと待たされて
自分が見ている中では、たったの一人も
荒ぶる人が居なかったのはすごい。

『おいこら、どうなってんだよぉ』
と、警備員さんとか、バイトの子といった
どうにもできない人に文句を言う
そういうおっさんが絶対出てくると思ったのに

ねぎ好きは、みんな心穏やかなのか
ねぎ好きは、みんな紳士淑女なのか
ねぎ好きは、みんな優しくて余裕があるのか

もし自分が結婚していなかったら
結婚相手への条件は
『ねぎが好きであること』
を一番上に載せよう。

寒い中ものすごく色々並んで待ったけど
それが分かったのは、良い収穫だった
ねぎだけに。

いいなと思ったら応援しよう!