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スマートバスマットの悲劇。

今年のクリスマスプレゼントは
サンタさんに
【スマートバスマット】
をお願いした。

珪藻土バスマットとして使用しながら
お風呂上りに乗るだけで、計測した体重がスマホに届くというハイテクノロジーなシロモノ。

体重管理は必要だよなぁ…
と思いつつも
定期的に体重計に乗るのが面倒だったり
食べ過ぎたときはつい乗るのをやめてしまったり
なので、お風呂上りになかば強制的に体重を測れるのは良いな、と。

そしてクリスマスにサンタさんから届いた、念願のスマートバスマット
せっかくバスマットとしても使えるのであれば
奥さんも一緒に使用したいとのこと。

どうやら
家族で使用できて、お互いの体重が知られるようなことは無いように
プライバシー配慮もされているようだ。

そうだよね
いくら家族でも
お互いの体重までは、ちょっと恥ずかしいものね
特に女性だとね。

そして
自分と奥さんの2つのアカウント登録をした。

スマートバスマットを設置して
初めての風呂上り
少しドキドキしながら上に載ると
5秒くらいで『ピッ』と鳴り、すぐにスマホに体重情報が飛んできた。

便利な世の中になったものだ
これなら風呂に入る度に体重が測れるから
毎日の体重管理が途中で挫折することなくできる。

と思っていたら
自分が風呂に入っていない時間なのに
スマホに体重情報が飛んできた。

この時間は、奥さんが風呂に入っていたはずだ。

…ということは、これは奥さんの体重だ。

なぜだ?
プライバシー設定をしたはずでは?
初めてだから、設定が間違っていたのか?

よくよく確認してみると
通常は自分のスマホだけに体重が飛んで
家族のスマホにはいかないはずなのに

体重が近い(プラスマイナス2kg)の家族同士は
判別が難しいため
それぞれのスマホに体重が飛んでいってしまうみたい。

そう
自分と奥さんの体重は
夫婦でほぼ同じだったようだ。

これでは
自分はまだしも、奥さんの尊厳が守られない。

どうにか方法は無いか?
と色々調べてみたが
飛んできた体重をいちいち確認して
『これは自分の体重だから、承認』
『これは奥さんの体重だから、削除』
とする方法があるけど、これではデータ保存はされないが
一度は体重が見えてしまう。

あとは
スマートバスマットに乗るまえに
【これから測定!】
というボタンを押してから乗ると
そのボタンを押した人にだけ体重が飛んでいくようになる。

って、これじゃあ従来の体重計となんら変わらないじゃないか
ついつい食べ過ぎて、体重の大幅増加が予想されるときは
こっそり測らないでおいてしまう、といういつものパターンになるじゃないか。

どうやら体重が近い者同士では
現代のテクノロジーでも振り分けに限界があるようだ。
う~ん、まだまだだな、未来は!

では、どうしたらいいだろう?
あとは…
自分と奥さんの、それぞれの体重をプラスマイナス2kgの範囲内から外すことか。

つまり
自分がどんどん太るか、どんどん痩せるか
もしくは
奥さんがどんどん太るか、どんどん痩せるか

いやいや
太る方向はナイナイ
なんのために買ったんだ。

よっしゃー!
奥さんより3kg太ったぜ!
これを維持するぞ!
では、完全に何かを見失っている。

やはり健康的な解決策は
どちらかが、片方より、2kg以上痩せること、だろう。

ただ
残念なことに時期は年末年始
忘年会、年末、お正月、連休と
太る要素しかない。

そしてやはり
2人とも正月休みに入った今
同じような生活をしているので
2人でちょっと減ったり
2人でちょっと増えたり
している。

だから
相変わらず
お互いの体重が
お互いのスマホに飛んできている。

サンタに成り代わってスマートバスマットを買ってくれた奥さん
自分がプレゼントしたモノで、こんな辱めを受けるとは…
哀れな奥さん…。

なので、我が家の
2025年の目標は
どちらかが、体重をグングン減らして
相手を引き離すこと。

ただし
お互い同じように減っていってはダメ

これは…けっこう難しいな!

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