是枝裕和 怪物
割と雰囲気で観るくせがついている
映画という作品
難しいとなかなか意図までは理解できない
でも是枝監督の作品は
心に迫るものがあって大好きです
怪物
内容的には知識なく観てきた
ネタバレ?あり
田中裕子さんの
「誰にでも手に入るものが幸せ」
という台詞が妙に心に残りながらも
考えている間もなく流れに引き込まれて
ただただ圧倒されている間にエンディング
ゆっくり後で思い返しながら
その台詞の意味を考える
ひとりひとりが違う存在である中で
幸せは誰にでも手にできるものであってほしい
私はそんなメッセージを感じ
ぐっときました
それぞれの求める幸せには
時として越えられない障害があり
努力でなんとかなるものから
世の中の仕組みや
人々の思考が変わらないと難しいもの
そこに怪物まで出てきて
さらに混乱していく
人と人との絡み合いは
とても救いになる時もあれば
予測不能な怪物のように
行手を阻んでくるものにもなり得る
それぞれの愛情の交錯
その中で
子供たちは経験も少なく
戸惑いの中で生きている
自分でもわからない
何かしらの疲弊や行き場のない心
それが相手を傷つけたり
自分を傷つけたりしているのかな
大人として
どう見守るのか
どんな環境を作ってあげられるのか
かと言って
大人は大人として大人であるのか
みんな弱いんだよね
どうしていいのかわからないまま
懸命に今を生きている
是枝監督の
そんな人間の
それぞれの深い心の動きの表現が
たまらないのです
監督の表現したいこと
本気で理解できる方だけが
集められてるのだろうな
本当に素晴らしかったです!
感想文をAIに書かせるとか
本当に意味がないですね
遅いですが
今自分なりにわかったんです
感想文は自分のお気に入りを
自分に深く落とし込むために書くのかな
言語化の場
ここに作っておいてよかった!
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