卒論発表会と質疑
期末レポートの仕上げが間に合っていないのにこの前、のうのうと卒論発表会を見学してきた。大きめの教室に30人満たないほどの学生と担当の教授が数人いた。仕切りの教授が質問はだれでも歓迎だ、この雰囲気のなかで質問することへの緊張をぜひ感じてほしい、などと仰ってから一人目の発表が始まった。でも、教室の中は3、4回生と教授陣が中心で案外緊張感がないことに意外にも驚いた。
発表の大半はよくわからなかった。わからないまま次のスライドの説明に移っていき、気づけば発表が終わっていた。質疑応答の10分間もレジュメとスライドを凝視しながら質問の意図と回答の妥当性を考えることしかできなかった。
そのよくわからなさの中にも、見えてきたことはあった。わからなかった発表は2つに大別できそう。理解できない原因が私の無知にあるものと、発表者がにあるもの。さらに原因が私の無知でも、論旨を追える親切な発表と、追えない難解なものがあることがわかった。
しかも残酷にも、大半の卒論の優劣がなんとなく察せられた。(それらは少なくとも卒業に資する程の出来なはずなので、優劣や序列とかつけるのはよくないのだろうけど、今はまだ私は部外者でいられるため好き勝手考えてしまった。)やはり、無知な私でも論旨や論理展開の把握できるもの、文献を適切に使えているものは個人的に優秀だと感じた。反対に、論点が不明瞭、不適切なものや、文献を切り貼りしたような印象のものはあんまり良い感想を抱かなかったし、質問のあんまり浮かばなかった。(実際教授陣の厳しい言葉が教室に響いていた。)このあたりは肝に銘じて来年度以降勉強していかなければならない。
半分部外者の立場を利用して私は初歩的な質問をいくつかしようとしたが、そのうち1つは質疑の時間が締め切られてできなかった。あまりにも初歩的で周りの学生から笑われないか恐れていたけど、明らかに杞憂だった。私を馬鹿にする人のほうが馬鹿らしい。
忘れないうちに書き残しておこうと思って雑多な記述になってしまった。期末の課題もまだ残っているから至急しなければ泣