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作品紹介〜混沌〜
少し前に、美濃まで出向き、美濃和紙を購入してきました。
その和紙に描きたいイメージをイメージ通り描けるよう、
少し安価な和紙をいくつか用意しておいたので、そちらで試し描きを。
試し描きのはずだったのですが、
予想を上回り、とてもイメージ通り描くことができたので作品としました。
作品を描く際、まずは描きたいタイトルを決めてから創作に入ります。
今回は《混沌》
自分の内側が真っ直ぐではないとき。
色々な思考や感情が混じり合ってよく分からなくなっている時。
そんな時の自分の内側ではどうなっているのか。
それを作品にしました。
主体となる感情や思考はあるものの、
たくさんの色が現れては消え、また、隣の色に侵食していきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121887028/picture_pc_708cd7ffc9abd621e1ece1aecd68d607.png?width=1200)
主体となるものが、探りに行ったところでもう混ざり合っていて分からない。
しかしそれすら美しいと思いました。
侵食した色と、侵食されていく色とが混ざり合ってまた別の色になっていく。
原型をとどめようとする色もあれば、無抵抗に混ざっていく色もある。
一つずつ見ていこうとすると、主体すらも迷子になりそうになるけれど、
このまま。このままを一つとして見たらいい。
そう気付くこととなる作品になりました。
自分で創作した作品に、自分が救われる。
こんなことが起こるのかと描き終えた後、興奮しました。
そう。
このまま。あるがままを見なければ絶対に見えないものがある。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121887495/picture_pc_1fa609f916f93e8a20ea5d2a49bd90ef.jpg?width=1200)
もう数枚、試し書きをしたら、1メートル程の少し高価な美濃和紙に描きます。
今までキャンパスや画用紙に描いてきましたが、
和紙に描く作品が一番時間がかかり、一番集中力が必要なことも分かりました。
まだはじめたばかりだけど、
自分がどんな表現をしていけるのかとても楽しみ!